ハガツオ(スジガツオ)の秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説

おはようございます。

サバ科には珍しく歯が鋭い「ハガツオ」。
ハガツオは広島県では「スジガツオ」という地方名で知られています。
ハガツオは赤身ではなく、カツオとサワラの中間のような味わいです。

またハガツオは生息数が少ないため、漁獲量が少ない魚です。

役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はハガツオ秘密すべてご紹介します。

ハガツオ(スジガツオ)の基本情報

ハガツオの刺身

ハガツオ(スジガツオ)の種類・寿命

ハガツオは顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目サバ亜目サバ科ハガツオ族ハガツオ属に属します。
ハガツオ属のなかまは、「イソマグロ」です。
サバ科のなかまには、「クロマグロ」「サワラ」「マサバ」「カツオ」などがいます。

またハガツオの寿命は、5年ほどです。

ハガツオ(スジガツオ)の生態・食性

ハガツオは熱帯から温帯の海域に広く分布し、日本近海では北海道から沖縄県の日本海・太平洋を回遊しています。
ハガツオは群れで表層を回遊しながら、甲殻類や小魚などを食べて生活しています。
ハガツオもカツオと同様で、春から夏にかけて北上し、秋から冬にかけて南下します。

またハガツオの産卵期は春から夏にかけてです。

ハガツオ(スジガツオ)の特徴と代表産地

外見 体長は1メートル程度
体重は5キロ程度
体形は綺麗な紡錘形
カラダはやや側扁している
背が薄紺、腹が銀白色
背に縦縞模様がある
カツオより顔が長い
下あごに鋭い歯がある
カツオとサワラの中間的な味わい
鉄臭さはない
柔らかい身質
身にうま味がある
脂ノリがイイ
熱すると少し締まる
卵巣も美味しいい
8月~12月
漁方 釣り
巻き網
定置網
産地 三重県
高知県
和歌山県
宮崎県
鹿児島県
山口県
鳥取県

ハガツオ(スジガツオ)の由来の秘密

カツオの由来

カツオは身が堅いことから「カタウオ(堅魚)」と呼ばれており、それが転じ「カツオ」と呼ばれた。

カツオを漢字で書くと「鰹」

カツオを漢字で書くと、魚ヘンに「堅(カタイ)」で「鰹」と書きます。

ハガツオ(スジガツオ)の由来

ハガツオはサバ科のなかでは珍しく歯が鋭く姿カタチがカツオに似ていることから、「歯鰹(ハガツオ)」と呼ばれた。
また広島では背に筋があることから、「筋鰹(スジガツオ)」と呼びます。

ハガツオ(スジガツオ)の栄養

ハガツオはDHAとEPAが豊富に含まれています。
どのような栄養があるかまとめました。

・DHA(脳細胞の活性化や脳の発達に働きかける)
・EPA(血液をサラサラにし、中性脂肪を下げる)
・タウリン(肝機能を高める、生活習慣病予防)
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・コラーゲン(皮膚の弾力や損傷を修復)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・鉄分(貧血の防止)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・グリシン(肌のハリと弾力を保つ)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・アスパラギン酸(ミネラルを体内に取り込む)
・アラニン(二日酔いの改善)
・プロリン(コラーゲンの生成を促す)

ハガツオ(スジガツオ)の5つの目利きポイント!

ハガツオにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにハガツオにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyハガツオを是非見つけてください。

1.目に膨らみがあり澄んでいる
2.エラが鮮やかな紅色
3.模様がはっきりしている
4.身に張りがある
5.大きい個体

よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。

カツオのさばき方

店主がカツオの3枚おろしからたたきまで、1ステップずつ丁寧にご紹介します。

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ハガツオ(スジガツオ)のおもしろ情報

ハガツオ(スジガツオ)の地方名

ハガツオ(スジガツオ)は地域によりユニークな名前で呼ばれています。

・カツオ:長崎県
・ガリ:三重県
・キツネガツオ:石川県、和歌山県、京都府
・サバガツオ:長崎県
・シマガツオ:山形県、福島県
・シマダラ:静岡県
・スゲ:神奈川県
・スジガツオ:広島県、京都府、岡山県、山口県
・スジマンダラ:富山県
・スボタ:鹿児島県
・トウケン:静岡県
・トウサン:東京都
・ナエ:高知県
・ハアガツ:沖縄県
・ブシ:静岡県
・ホウサン:神奈川県
・ボウサン:千葉県、東京都
・ヤナギガツオ:大阪府
・ヤマイヌ:鹿児島県
・ヨコワガツオ:和歌山県

カツオが付く地名

・安心院町且尾(あじむまちかつお):大分県宇佐市
・淡河町勝雄(おうごちょうかつお):兵庫県神戸市北区
・大野中津岡(おおのなかつおか):広島県廿日市市
・勝大(かつおお):福島県河沼郡会津坂下町
・勝岡町(かつおかちょう):愛媛県松山市
・鰹淵(かつおぶち):愛知県新城市
・勝下(かつおり):茨城県鉾田市
・勝下新田(かつおりしんでん):茨城県鉾田市
・高津尾(たかつお):福岡県北九州市小倉南区
・高津尾(たかつお):和歌山県日高郡日高川町
・高津尾川(たかつおがわ):和歌山県日高郡日高川町
・御津勝尾(みつかつお):岡山県岡山市北区
・物部町中津尾(ものべちょうなかつお):高知県香美市

カツオのことわざ

猫が肥えれば鰹節が痩せる(ねこがこえればかつおぶしがやせる)

猫は鰹節を食べて太り、鰹節はなくなるということから、一方に利益があれば他方には損失があることを意味します。

猫に鰹節(ねこにかつおぶし)

猫の目の届くところに大好物の鰹節があるということから、油断も隙も無い状況を意味します。

目に青葉、山時鳥、初鰹(めにあおば、やまほととぎす、はつがつお)

初夏の情緒を詠ったことわざです。

ハガツオ(スジガツオ)のまとめ

ハガツオは姿カタチはカツオに似ていますが、赤身ではなくサワラに近い味わいで美味しいです。
ハガツオは漁獲量が少なく関東では特に珍しい魚ですが、とても美味しい魚です。
きのした生魚店では新鮮なハガツオを仕入れておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。

今日もいい一日になりますように。

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