マテガイの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説

おはようございます。

潮干狩りの季節がやってまいりました。
潮干狩りのなかでも、特に人気なマテガイ。
マテガイは穴に塩を振り込むと飛び出してくるため、誰でも簡単に獲ることができます。

役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はマテガイの秘密すべてご紹介します。

マテガイの基本情報

マテガイ

マテガイの種類・寿命

マテガイは軟体動物門二枚貝綱マルスダレガイ目マテガイ超科マテガイ科マテガイ属に属します。
マテガイ属のなかまには、「アカマテガイ」「オオマテガイ」「エゾマテガイ」などがいます。
マテガイの寿命は成長線で確認することができ、10年ほどです。

マテガイの生態・食性

マテガイは青森県より南の内湾に広く分布しており、干潟や泥の中に深く潜って生息しています。
マテガイはプランクトンなどを食べて生活しています。

また、マテガイの産卵期は5~6月にかけてです。

マテガイの特徴と代表産地

外見 殻長15センチ程度
殻高1.6センチ程度
貝殻が細長い長方形
貝殻は全体的に薄い茶色
水管と足が左右に出ている
食感がイイ
ワタが苦くない
臭みやクセがない
うま味は少ない
熱すると身が締まる
12月~4月
漁方
産地 大分県
熊本県
山口県

 

 

 

 

 

マテガイの由来の秘密

マテガイの由来

マテガイは貝の両側から足と水管が出ていることから、「真手(両手)」とよばれています。

マテガイを漢字で書くと「馬刀貝」

マテガイを漢字で書くと「馬刀貝」です。
漢字の由来は、姿カタチが馬手差(メテザシ)に似ていることからです。

マテガイの栄養

マテガイにはタウリンが豊富に含まれています。
どのような栄養があるかまとめました。

・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・タウリン(肝機能を高める、生活習慣病予防)
・鉄分(貧血の防止)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・グリシン(肌のハリと弾力を保つ)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
・アスパラギン酸(ミネラルを体内に取り込む)
・アラニン(二日酔いの改善)
・プロリン(コラーゲンの生成を促す)

マテガイの5つの目利きポイント!

マテガイにも個体差は必ずあります。
一人ひとりみんな個性があるようにマテガイにも個性があります。
下記をご参考にわたし好みのMyマテガイを是非見つけてください。

1.殻長10センチ以上
2.足や水管に触れると縮む
3.貝殻が太い
4.重量感がある
5.砂を吐いている

よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。

マテガイのおもしろ情報

マテガイの地方名

マテガイは地域によりユニークな名前で呼ばれています。

・カックリゲェ
・カミスリガイ
・カミスリゲー
・カミソリ
・カミソリガイ
・カミソリゲェー
・カミスリッカイ
・シオスクイ
・ソリガイ
・タケガイ
・タツノツメ
・タテガイ
・チンホガイ
・チンポガイ
・ツメガイ
・ホンマテ
・マタガイ
・マッテ
・マテギャ
・マテギェ

馬刀貝(マテガイ)を含む地名

・波方町馬刀潟(なみかたちょうまてがた):愛媛県今治市

マテガイのまとめ

マテガイは塩を吹きかけると飛び出し、誰でも簡単に獲ることができます。
しっかりと砂抜きをすることで美味しく食べることができます。
マテガイはハマグリやあさりのようなうま味は少ないですが、食感がよくクセがないためとても食べやすい貝です。

きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。

今日もいい一日になりますように。

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