イシダイ(石鯛)七不思議。わかりやすく全て解説!

イシダイ(石鯛)七不思議!

イシダイ
おはようございます。

イシダイはうま味が豊富でとても美味しい魚で、高級魚としてとても人気のある魚です。
イシダイでしか味わえない旨味があり、魅力的な魚です。
イシダイは漁獲量が少ないため、幻の魚とも言われていますが、近年養殖も少しですが行われています。

また、釣りの対象魚としてもとても人気です。

今日はイシダイの「七不思議」をとってもわかりやすくご紹介します。

イシダイ(石鯛)にはクチバシがある!?

イシダイには実は鳥のようなクチバシがあります。
イシダイが強靭な歯を持っていることを認知している方も多いかと思います。
イシダイの歯をよく観察してみると、歯というより鳥のクチバシに似ています。
魚にクチバシがあるのは、想像しにくいですよね(>_<)
イシダイはこの歯を使って、硬い殻を持つウニや貝などを噛み砕いて食べています。

イシダイ(石鯛)は『磯の王者』

イシダイは釣りの対象魚としてとても人気の魚で、『磯の王者』という異名を持っています。
イシダイの成魚はとても大きく引きが強いため、憧れの的となっています。

イシダイはとても頭がいい魚で学習能力が高いため、高い駆け引き上手な魚です。
イシダイを釣ることは、一種のステータスとなっているのです。

イシダイ(石鯛)は唯一無二

イシダイはイシダイ科の魚です。
イシダイ科はイシダイ属のみで構成されており、ほかの種属がいません。
イシダイ属の魚は世界では7種いますが、日本近海ではイシダイとイシガキダイの2種のみでした。
イシダイとイシガキダイは一緒に行動していることが多く、自然交配し「イシガキイシダイ」という種類が誕生しました。
イシダイのしま模様とイシガキダイの水玉模様を持っています。
習性はイシガキダイ寄りで、成長スピードは速いです。

イシダイ(石鯛)のオスは『銀ワサ』

イシダイのオスメスの見分け方は、成魚になると簡単です。
イシダイは成長するにつれて、基本的に口が黒くなりしま模様が消えていきます。
オスは、しま模様が完全に消えてしまい、黒光りした体色になります。
そのことから『銀ワサ』と呼ばれています。

またメスは、しま模様は薄くなりますが完全に消えることはないです。
メスは『銀ワサ』に対し『本ワサ』と呼ばれています。

幼いイシダイ(石鯛)は無邪気

幼魚のイシダイは、昼夜問わず無邪気に活動しています。
幼魚は群れで行動することで、身を守っています。
大人になるにつれて臆病になっていくのです。
成魚のイシダイは、日中は岩陰に潜み、夜になると元気に活動し、貝やエビなどの甲殻類を食べに出掛けます。

イシダイ(石鯛)は成長がとっても遅い

イシダイは同属のイシガキダイと比較しても、とても成長の遅い魚です。
1歳で15センチ程度まで成長しますが、その後は1年で5センチ程度しか成長せず、6歳でやっと40センチ程度まで成長します。出荷サイズの30センチ程度まで成長するには4年ほどかかるため、イシダイは高値で流通しています。

釣りの対象魚として大人気のイシダイですが、小型のイシダイはリリースしてあげましょう(*^-^*)

イシダイ(石鯛)は磯の香りがする?

イシダイの刺身について、「磯臭い」という意見には賛否両論があります。
それは鮮度と処理の違いだと思います。
イシダイは皮に磯臭い風味があります。
そのためさばき方によっては、身に磯臭い風味が移ってしまうのです。
また、鮮度が落ちることで、磯臭さが増してくるようです。
なるべく鮮度のイイ、イシダイを食べることで、臭みを感じないと思います。

ちなみに、きのした生魚店で仕入れたイシダイを食べて、磯臭さを感じたことはありません。

イシダイのさばき方

店主がイシダイ(石鯛)を刺身用にさばきます。1ステップずつ丁寧にご紹介します。
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イシダイ(石鯛)の七不思議のまとめ

イシダイは釣りの対象魚としてだけではなく、食材としての人気も高い魚です。
イシダイは流通量も比較的少なく高級魚で、なかなか食べる機会が少ないかもしれません。
特別な日に味わってみるのもいいかもしれません。
その時は、大き過ぎず小さすぎずの体長40センチ程度の個体を選ぶといいです。

きのした生魚店では新鮮なイシダイを仕入れております。
興味のある方は、お問合せください。

イシダイ(石鯛)の目利きに関してはコチラをご確認ください。
イシダイ(石鯛)の秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説

今日もいい日になりますように。

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