キビレカワハギ(黄鰭皮剥)の秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説

おはようございます。

ウマヅラハギに姿カタチがよく似ている「キビレカワハギ」。
ウマヅラハギのなかまで、馬のような顔をしていますがヒレが黄色っぽいのが特徴です。
市場ではウマヅラハギと区別しないことが多く、価格も同じくらいです。
味わいはとても美味しい魚ですが、キビレカワハギの流通量はとても少なく、認知度も低い魚です。

基礎知識からおもしろ雑学まで、今日はキビレカワハギの秘密すべてご紹介します。

キビレカワハギ(黄鰭皮剥)の基本情報

キビレカワハギ

キビレカワハギ(黄鰭皮剥)の種類・寿命

キビレカワハギは顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系フグ目カワハギ科ウマヅラハギ属に属します。
キビレカワハギのなかまには、「ウマヅラハギ」「センウマヅラハギ」などがいます。

またキビレカワハギは1歳で18センチ、2歳で22センチ、3歳で25センチまで成長し、4歳で成熟します。
キビレカワハギの寿命は10年ほどです。

キビレカワハギ(黄鰭皮剥)の生態・食性

キビレカワハギは暖かい海を好む魚で、和歌山県より南の海域に分布しています。
キビレカワハギは水深100から200メートルの砂泥地に生息しており、小魚や甲殻類などを食べて生活しています。

キビレカワハギの産卵期は4月から7月で、複数回産卵します。

キビレカワハギ(黄鰭皮剥)の特徴と代表産地

外見 体長は30センチ程度
体色は淡い灰色
体形は強く側扁
ヒレが黄色
ウロコがない
硬い皮に覆われている
皮がザラザラしている
強靭な歯がある
おちょぼ口
頭に鋭い角がある
馬に似た顔
とても淡白な白身
ほんのりと甘味がある
イヤミのない味わい
ほどよい食感
肝が美味しい
アラから良い出汁が出る
熱すると硬くしまる
11月~2月
漁方 定置網
産地 静岡県
神奈川県

キビレカワハギ(黄鰭皮剥)の由来の秘密

キビレカワハギ(黄鰭皮剥)の由来

カワハギ科は硬くて丈夫な皮に覆われており、「皮(カワ)」を剥いで調理することから「カワハギ」と呼ばれた。
またキビレカワハギはヒレが黄色いカワハギということから、「キビレカワハギ」と呼ばれた。

キビレカワハギ(黄鰭皮剥)を漢字で書くと「黄鰭皮剥」

キビレカワハギを漢字で書くと「黄鰭皮剥」です。
カワハギ科は皮が硬く、剥いで食べることから、「皮剥」と書きます。
キビレカワハギは「黄色い鰭」をしたカワハギなので、「黄鰭皮剥」と書きます。

キビレカワハギ(黄鰭皮剥)を英語で書くと「Modest filefish」

キビレカワハギを英語で書くと「Modest filefish」です。
「Modest」は「控えめ」という意味です。
「Filefish」はカワハギを意味しています。

キビレカワハギ(黄鰭皮剥)の栄養

キビレカワハギはとても高タンパク低カロリーな白身魚ですが、どのような栄養があるかまとめました。

・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・鉄分(貧血の防止)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)

キビレカワハギ(黄鰭皮剥)の5つの目利きポイント!

キビレカワハギにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるように キビレカワハギにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMy キビレカワハギを是非見つけてください。

1.身に張りがある
2.ずんぐりカラダが丸い
3.目に膨らみがあり澄んでいる
4.ヒレが乾燥していない
5.身に透明感がある
(皮を剥いでいた場合)

キビレカワハギは皮が分厚いため、死後も色の変化がないため目利きが難しい魚です。

よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。

カワハギのさばき方

店主がウマヅラカワハギの3枚おろしからお刺身まで、1ステップずつ丁寧にご紹介します。
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キビレカワハギ(黄鰭皮剥)のおもしろ情報

キビレカワハギ(黄鰭皮剥)の地方名

キビレカワハギ(黄鰭皮剥)は地域によりユニークな名前で呼ばれています。

・ウマヅラ:神奈川県
・カワハギ:鹿児島県

キビレカワハギ(黄鰭皮剥)のまとめ

キビレカワハギは漁獲量が少なく認知度も低い魚ですが、ウマヅラハギによく似た味わいの魚です。
カワハギの仲間は身に脂がなく、栄養はすべて肝に蓄えているため、旨みがつよく美味しくなります。
特に冬は肝が大きくなり、とても美味しいです。
肝醤油で食べる薄造りはフグにも負けないほどです(*^-^*)
興味のある方は、ぜひお問合せください。

きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。

今日もいい一日になりますように。

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