クロアナゴの秘密すべてご紹介！基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説

おはようございます。

アナゴのなかでも大きいクロアナゴ。
体重１０キロ以上にもなる個体まで存在し、少しグロテスクに見えますが脂のりがよくとても美味しい魚です。
また、東京湾では釣りの対象魚としてとても人気の魚です。
クロアナゴの生態は未だに解明されていないことが多いです。

役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はクロアナゴの秘密すべてご紹介します。

1 クロアナゴの基本情報
2 クロアナゴの由来の秘密
3 クロアナゴの栄養
4 クロアナゴの５つの目利きポイント！
5 アナゴのさばき方
6 クロアナゴのおもしろ情報
- 6.1 クロアナゴの地方名
7 クロアナゴのまとめ

クロアナゴの基本情報

クロアナゴの種類・寿命

クロアナゴはウナギ目アナゴ科クロアナゴ属に属します。
クロアナゴ属のなかまには「マアナゴ」「キリアナゴ」「ダイナンアナゴ」がいます。
クロアナゴとして市場に流通しているのは「クロアナゴ」と「ダイナンアナゴ」です。
クロアナゴは怪魚で大きいものでは体重１０キロ以上、体長１．５メートルほどにもなりますが、寿命に関しては未だに解明されていません。

クロアナゴの生態・食性

クロアナゴは中国、朝鮮半島、台湾など太平洋の北西部、日本各地に分布しています。
比較的浅い岩礁域に生息しており、小魚やエビ・死んだ動物等を食べて生活しています。

クロアナゴの特徴と代表産地

外見	体長は１．５メートル程度体形は細長く円筒状体色は黒い茶色腹は白色体側に白点が一列に並んでいる白目が大きい上あごが下あごよりも前に出ている腹ビレがない背ビレが尾まで連なる
味	脂ノリがよくうま味がある透明感のある白身皮がゼラチン質小骨が多い熱しても硬くならない
旬	６月～８月
漁方	刺し網釣り定置網
産地	島根県長崎県宮城県

クロアナゴの由来の秘密

クロアナゴは夜行性のため昼間は穴にもぐり込んでいることから、「穴子（アナゴ）」とよばれています。
またクロアナゴはカラダが黒いため、「黒穴子（クロアナゴ）」と呼ばれています。

クロアナゴの栄養

クロアナゴにはウナギに負けないくらいの栄養があります。
どのような栄養があるかまとめました。

・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・DHA(脳細胞の活性化や脳の発達に働きかける)
・EPA(血液をサラサラにし、中性脂肪を下げる)
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・コラーゲン(皮膚の弾力や損傷を修復)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・鉄分(貧血の防止)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・グリシン(肌のハリと弾力を保つ)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・アスパラギン酸(ミネラルを体内に取り込む)
・アラニン(二日酔いの改善)
・プロリン(コラーゲンの生成を促す)

クロアナゴの５つの目利きポイント！

クロアナゴにも個体差は必ずあります。
一人ひとりみんな個性があるようにクロアナゴにも個性があります。
下記をご参考にわたし好みのMyクロアナゴを是非見つけてください。

１．体長１．５メートル程度
２．全体的に透明感がある
３．白い斑点がはっきりしている
４．カラダ全体にぬめりがある
５．骨切りがしてある

よくわからない！という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。

アナゴのさばき方

店主がマアナゴを蒲焼用に開きます。
１ステップずつ丁寧にご紹介します。
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クロアナゴのおもしろ情報

クロアナゴの地方名

クロアナゴは地域によりユニークな名前で呼ばれています。

・クロアナゴ：東京都、神奈川県、和歌山県、高知県
・クロス：三重県
・アサギ：兵庫県
・カラス：富山県
・ベエスケ：岡山県、香川県
・レイスケ：愛媛県
・バカ：愛媛県
・クロベエ：愛知県
・クロハブ：神奈川県
・ドヘイ：神奈川県
・トヘ：長崎県
・トコ：長崎県
・アナゴウナギ：鹿児島県
・トオヘイ：愛媛県、山口県
・デンスケ：愛媛県