ワカサギの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説

おはようございます。

冬の風物詩でもある氷上ワカサギの穴釣り。
一度は体験したいなと思っている方も多いのではないでしょうか。
残念ながら広島県では体験することができません。氷上釣りを楽しめるのは広島から一番近くて長野県のようです。

役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はワカサギの秘密すべてご紹介します。

ワカサギの基本情報

ワカサギ

ワカサギの種類・寿命

ワカサギはキュウリウオ目キュウリウオ科ワカサギ属に属します。
ワカサギ属のなかまには「チカ」がいます。
キュウリウオ科のなかまは「シシャモ」「カラフトシシャモ」「キュウリウオ」などがいます。

ワカサギの寿命は1年程度ですが、中には2年~3年ほど生きる個体もいます。

ワカサギの生態・食性

昔はワカサギは島根県より北の日本海側と、茨城県より北の太平洋側に分布していました。
しかし全国各地でワカサギの放流が行われたため、現在では全国各地に分布しています。

ワカサギはサケと同様、河川をくだり海で成長し産卵のために河川に戻る「両側回遊型」と、河川にとどまり一生を終える「陸封型」が存在します。
ワカサギは水質が多少悪くても生きることができるため、諏訪湖や山中湖などの湖にも放流されています。

ワカサギは冬から春にかけて産卵し、産卵を終えたワカサギのほとんどは死んでしまいます。

ワカサギの特徴と代表産地



外見 体長は15センチ程度
体形は細長くスリム
腹は銀白色、背は薄茶色
背ビレはカラダの中心にある
ウロコは薄く剥がれやすい
脂ヒレがある
身が柔らかくとろける
ウロコ・骨が柔らかい
ほのかにウリの風味がある
熱しても硬くならない
11月~3月
漁方 刺し網
定置網
ケタ網漁
産地 北海道
青森県
茨城県
秋田県
滋賀県

 

 

 

 

 

ワカサギの由来の秘密

ワカサギの由来2選

ワカサギの由来は諸説ありますがその中から2つご紹介します。
あなたはどちらの由来が濃厚だと思いますか?
1つ目。ワカサギは「幼い(ワカ)」「小魚(サギ)」という意味で「鰙(ワカサギ)」と呼ばれた。
2つ目。江戸時代、霞ヶ浦の北部の麻生の藩主が徳川家斉へワカサギを献上したことから「公魚(ワカサギ)」と呼ばれた。

ワカサギは漢字で書くと「魚」ヘンに「若」で「鰙」と書きます。
そのほかに「公魚(ワカサギ)」「若鷺(ワカサギ)」と書くこともあります。

ワカサギの栄養

ワカサギはミネラル豊富な食材です。
またうま味成分のアミノ酸も豊富に含まれています。
どのような栄養があるかまとめました。

・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・鉄分(貧血の防止)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・グリシン(肌のハリと弾力を保つ)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
・アスパラギン酸(ミネラルを体内に取り込む)
・アラニン(二日酔いの改善)

ワカサギの5つの目利きポイント!

ワカサギにも個体差は必ずあります。
一人ひとりみんな個性があるようにワカサギにも個性があります。
下記をご参考にわたし好みのMyワカサギを是非見つけてください。

1.銀色に輝いている
2.ウロコが綺麗に残っている
3.体表に艶がある
4.身が硬い
5.腹に張りがある

よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。

ワカサギのおもしろ情報

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ワカサギの地方名

ワカサギは地域によりユニークな名前で呼ばれています。

・カワチカ:青森県
・スズメウオ:静岡県
・ソメブリ:石川県、富山県
・チカ:北海道
・サイカチ:群馬県
・アマサギ:島根県
・シラサギ:島根県
・キキンウオ:島根県

ワカサギのまとめ

ワカサギはやっぱり天ぷらが一番ではないでしょうか。
骨が柔らかく身がほっこりとしてとても美味しいです。
ワカサギは傷むのがとても早い魚ですので、できる限り新鮮なモノを選びましょう。
きのした生魚店でも仕入れておりますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。

きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。

今日もいい一日になりますように。

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