サヨリの秘密すべてご紹介！基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説

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おはようございます。

とてもスリムな魚で見た目が美しいサヨリですが、刺身・塩焼き・お吸い物度の調理法でもとても美味しい魚です。
とても淡泊な白身ですが青魚特有の風味がして、人気の魚のひとつです。
役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はサヨリ秘密すべてご紹介します。
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1 サヨリの基本情報
2 サヨリの由来の秘密
- 2.1 サヨリの由来２選
- 2.2 サヨリを漢字で書くと「細魚」
3 サヨリの栄養
4 サヨリのさばき方
5 サヨリのおもしろ情報
6 サヨリのまとめ

サヨリの基本情報

サヨリの種類・寿命

サヨリはサンマと同じダツ目に含まれるサヨリ科です。
サヨリ科の魚は１２属８５種が知られており、日本では６属１３種が生息しています。
サヨリの仲間は「センニンサヨリ」「クルメサヨリ」「ナンヨウサヨリ」「ホシザヨリ」「コモチサヨリ」などです。

サヨリの寿命は２年程度と言われており、孵化後３カ月で１５センチ、１年で２５センチになります。

サヨリの生態・食性

サヨリは北海道から九州までの海域に広く分布しています。
群れで岸近くの海面を泳ぎ、アミエビや海藻を食べて生活しています。
また、サヨリの産卵期は５月から７月です。

サヨリの特徴と代表産地

外見	全長は３０～４０センチ程度体形は細長い下あごが長く飛び出している細かいウロコがある腹の中に黒い薄膜がある背は青緑色で腹は銀白色
味	上質な旨味がある白身青魚特有の旨味がある後味がほろ苦い皮目に独特の風味がある身離れが良い熱しても柔らかい
旬	１１月～３月
漁方	サヨリ二艘曳網巻き網刺し網
産地	千葉県石川県茨城県広島県香川県

サヨリの由来の秘密

サヨリの由来２選

サヨリの由来は諸説ありますがその中から２つご紹介します。
あなたはどちらの由来が濃厚だと思いますか？
１つ目。サヨリは群れで生活していることから「沢寄り（さわより）」と言われそれがサヨリに転じた。
２つ目。サヨリの古名は「よりと」で、細長い体を表わす「狭（さ）」が合わさりサヨリと呼ばれた。

サヨリを漢字で書くと「細魚」

サヨリは細長いカラダにちなんで細い魚と書きます。
また石川県でのサヨリの旬は春であることから、「花見魚（さより）」と書きます。

サヨリの栄養

サヨリはとても淡泊な白身魚ですが適度な旨味成分を持っています。どのような栄養があるかまとめました。

・DHA(脳細胞の活性化や脳の発達に働きかける)
・EPA(血液をサラサラにし、中性脂肪を下げる)
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・鉄分(貧血の防止)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)

サヨリの５つの目利きポイント！

サヨリにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにサヨリにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyサヨリを是非見つけてください。

１．あごの下部が赤色
２．目に膨らみがあり澄んでいる
３．エラが鮮やかな紅色
４．身に張りがある
５．ウロコがたくさん残っている

よくわからない！という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。

サヨリのさばき方

店主がサヨリを３枚おろしから刺身まで、１ステップずつ丁寧にご紹介します。
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サヨリのおもしろ情報

サヨリのサイズ

サヨリにはサイズを表わす言葉があります。
「エンピツ」と「カンヌキ」です。

・エンピツ：３０センチ程度の細く小さいもの
・カンヌキ：４０センチ前後で太いもの

サヨリのことわざ

サヨリのように腹黒い

サヨリは外見は美しいが腹の中が黒いため、腹黒い人という意味。

サヨリの地方名

サヨリは地域によりユニークな名前で呼ばれています。

・クチナガ：岩手県
・ショブ：秋田県
・モンジロ：山形県
・サイレンドウ：茨城県
・セイロ：神奈川県
・ショウブ：新潟県
・サイヨリ：福井県
・ゼンド：石川県
・シマザイラ：三重県
・スズウオ：和歌山県
・サエロ：大阪府
・スクビ：鳥取県、島根県、愛媛県
・サイチ：高知県
・スグメ：長崎県
・ナガイワシ：鹿児島県