マゴチの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
マゴチを食べたことはありますか?
マゴチの漁獲量はとても少ないため、お目にかかる機会が少ない魚かもしれません。
マゴチは味がよく、これからの季節鍋にするととても美味しい魚です。
役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はマゴチ秘密すべてご紹介します。
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目次
マゴチの基本情報
マゴチの種類・寿命
マゴチはカサゴ目コチ科の魚で、仲間には「メゴチ」「オニゴチ」「アカバゴチ」「アサネゴチ」「ワニゴチ」「ウスバゴチ」「イネゴチ」など日本近海には10種類程度が生息しています。
また、マゴチの寿命ははっきりと明記はされていませんが2から3年程度と言われています。
マゴチの生態・食性
マゴチは日本海側では新潟県より南の海域、太平洋側では東北より南の海域に広く分布しています。
水深30メートル程度の浅い砂泥底で砂地に体を潜ませて獲物を狙い、エビやカニ・小魚などを食べて生活しています。
マゴチの生態は解明できていないことが多く、昔は40センチ程度まですべて雄で、それより大きくなると雌に性転換すると言われていました。
しかし近年の研究では単に40センチ以上大きくなる雄がいなく、性転換はしないと考えられています。
またマゴチの産卵期は春から秋にかけてです。
マゴチの特徴と代表産地
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外見 | 体長は60センチ程度 カラダが細長く縦扁している 頭からエラにかけて幅が広い 胸ビレから尾にかけて直線的 口は大きく丸みがある 歯は鋭く細かい カラダのわりに目が小さい 背は黒褐色 腹は白色 背ビレには棘がある |
味 | 身質はプリッとした歯ごたえがある クセや臭みがない 上品な甘みがある 熱しても硬くならない |
旬 | 4月~10月 |
漁方 | 刺し網 底引き網 釣り |
産地 | 愛知県 山口県 愛媛県 島根県 |
コチの由来の秘密
コチの由来2選
コチの由来は諸説ありますがその中から2つご紹介します。
あなたはどちらの由来が濃厚だと思いますか?
1つ目。コチは口が大きく頭が平らなため、神主が持つ「笏(しゃく)」に似ていることから「コツ(笏)」と呼ばれており、それが「コチ」に転じた。
2つ目。コチの骨が辛いことから「コツ(骨)」と呼ばれており、それが「コチ」に転じた。
コチを漢字で書くと「鯒」
コチは敵に遭遇すると飛び跳ね踊るように逃げることから、魚ヘンに「踊」で「鯒」と書きます。
マゴチの栄養
マゴチは高タンパク低脂質な魚ですが、どのような栄養があるかまとめました。
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・鉄分(貧血の防止)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
マゴチの5つの目利きポイント!
マゴチにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにマゴチにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyマゴチを是非見つけてください。
1.ヒレまでみずみずしい
2.目が小さいもの
3.カラダの色艶がいい
4.身に張りがある
5.カラダの模様がはっきりしている
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
マゴチのさばき方
店主がマゴチを三枚おろしからお造り・お鍋用まで、1ステップずつ丁寧にご紹介します。
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マゴチのおもしろ情報
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マゴチの地方名
マゴチは地域によりユニークな名前で呼ばれています。
・ヨゴチ:富山県
・イソゴチ:和歌山県
・シラゴチ:兵庫県
・ガラゴチ:山口県
・ムギメ:愛媛県
・ゼニゴチ:長崎県
・クチヌイユ:沖縄県
コチのことわざ
コチは夫婦仲がいい
コチは雄雌つがいで生活しています。コチが1尾つれると必ず夫婦の片割れが釣れるそうです。
照りゴチ
コチは真夏の猛暑が続く時期が旬と言われています。
この時期のコチのことを表わします。
マゴチのまとめ
マゴチは漁獲量がとても少なく鮮度が落ちるのがとても早い魚です。
流通量がとても少ない魚ですが、きのした生魚店ではご要望に応じ新鮮なマゴチを仕入れております。
ご興味のある方はお問い合わせください。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。
今日もいい一日になりますように。