ザ魚問答|魚の色はなぜ違うの?
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おはようございます。
海の中を見ていると実にさまざまな色の魚がいます。
銀色に輝く魚。
真っ赤な魚。
青い魚。
黄色い魚。
黒い魚。
中には虹のような色を持つ魚までいます。
同じ魚なのにどうしてこれほど色が違うのでしょうか。
実は魚の色にはすべて意味があります。
目立つための色もあれば隠れるための色もあります。
生き残るための工夫が色として現れているのです。
今回は魚たちの色に隠された秘密を探っていきましょう。
目次
1. 魚の色は生き残るためにある
魚の色は単なる飾りではありません。
生き残るための大切な道具です。
自然界では目立ちすぎても危険です。
逆に見えなさすぎても困ることがあります。
魚たちは住む場所や生活スタイルに合わせて色を進化させてきました。
色は魚にとって服でもあり鎧でもあります。
何億年もの進化の中で磨かれてきた生存戦略なのです。
私たちが美しいと思う色の多くは魚たちにとって重要な意味を持っています。
2. 銀色の魚は海に溶け込む
イワシやアジ。
サンマやサバ。
こうした魚の多くは銀色をしています。
実は銀色は海の中で非常に優秀な迷彩です。
光を反射することで周囲の海と同化しやすくなります。
天敵から見ても輪郭が分かりにくくなるのです。
群れで泳ぐ魚に銀色が多い理由もここにあります。
キラキラと反射する群れは敵を混乱させる効果もあります。
銀色は目立つようでいて実は隠れるための色なのです。
3. 青い魚は上から見えにくい
サバやブリなどの背中は青っぽい色をしています。
これは海面の色に合わせているためです。
海を上から見ると青く見えます。
そのため天敵が空や海面側から見ても魚を見つけにくくなります。
これを保護色と呼びます。
背中が青い魚は外洋を泳ぐ魚に多く見られます。
広い海では隠れる場所が少ないため体の色そのものが盾になるのです。
4. お腹が白い魚が多い理由
魚を横から見ると背中は濃い色でお腹は白いことがよくあります。
実はこれも迷彩です。
下から魚を見ると海面から光が差し込みます。
そのため白いお腹は光と同化しやすくなります。
逆に上から見ると暗い海底が見えるため背中は濃い色の方が目立ちません。
この仕組みを逆陰影と呼びます。
自然界で非常によく見られる色彩戦略です。
魚たちは上下からの視線に対応するため体の色を使い分けているのです。
5. 赤い魚は深海で消える
キンメダイやチカメキントキなど赤い魚を見ると目立ちそうに思います。
しかし深い海では事情が違います。
海の中では赤い光が最初に消えていきます。
深くなるほど赤色は届かなくなります。
すると赤い魚は黒っぽく見えるようになります。
つまり深海では赤色が保護色になるのです。
人間には派手に見える色でも魚にとっては隠れるための色だったりします。
深海の世界では私たちの常識が通用しないのです。
6. サンゴ礁の魚はなぜカラフルなのか
熱帯の海には驚くほど派手な魚がいます。
チョウチョウウオ。
ヤッコ。
ベラの仲間たち。
黄色や青やオレンジが入り混じっています。
これはサンゴ礁自体が非常にカラフルだからです。
背景が複雑なため派手な色でも意外と目立ちません。
また仲間を見分けたり縄張りを示したりする役割もあります。
サンゴ礁は魚たちにとって巨大な色彩世界です。
その中で生きる魚たちは色を使ったコミュニケーションを発達させてきたのです。
7. 色で危険を知らせる魚もいる
自然界には警告色というものがあります。
フグやミノカサゴなどが代表例です。
毒を持つ魚や危険な魚は派手な色を持つことがあります。
これは近付くと危険だというサインです。
天敵に対して食べると危ないと知らせているのです。
もちろん全ての派手な魚が毒を持つわけではありません。
しかし危険を知らせる色は自然界で広く利用されています。
色は言葉の代わりにもなるのです。
8. 色が変わる魚もいる
魚の中には体色を変えられる種類もいます。
カレイやヒラメは有名です。
砂地では薄い色になります。
岩場では濃い色になります。
周囲の環境に合わせて色を変化させるのです。
また気分や興奮によって色が変わる魚もいます。
繁殖期になると派手な色になる魚もいます。
魚の色は固定されているようでいて意外と変化するものなのです。
9. オスとメスで色が違う魚
魚の世界ではオスとメスで色が異なる種類もいます。
繁殖期になるとオスが鮮やかな色になることがあります。
これは自分の存在をアピールするためです。
元気なオスほど鮮やかな色になることもあります。
色によってメスへ健康状態を伝えているのです。
つまり魚の色は恋愛にも使われています。
海の中では色が大切なメッセージになっているのです。
10. 色は魚の暮らしを映す鏡
魚の色を見ればその魚の生活が見えてきます。
外洋を泳ぐ魚。
深海で暮らす魚。
岩陰に隠れる魚。
サンゴ礁で暮らす魚。
それぞれに最適な色があります。
色は偶然生まれたものではありません。
住む場所や天敵や食べ物。
さまざまな条件が積み重なって生まれた結果です。
魚の色は生き方そのものを映しているのです。
11. まとめ
魚の色が違う理由は見た目の美しさだけではありません。
身を守るため。
仲間を見分けるため。
危険を知らせるため。
恋愛のため。
さまざまな役割があります。
銀色には銀色の意味があります。
青には青の意味があります。
赤にも赤の意味があります。
私たちが何気なく見ている魚の色には長い進化の歴史が隠されています。
次に魚を見る時はぜひ色に注目してみてください。
そこには魚たちが生き抜くための知恵が詰まっています。
魚の色は自然が描いた生存戦略の地図なのです。
ご興味のある方は、お問い合わせください。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。
今日もいい一日になりますように。
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