キジハタ(アコウ)七不思議。わかりやすく全て解説!
目次
キジハタ(アコウ)の七不思議!
おはようございます。
キジハタはうま味が豊富でとても美味しい魚で、高級魚としてとても人気のある魚です。
キジハタは生息域が限られているため漁獲量が少なく、「幻の魚」と言われていました。
しかし、近年では放流も盛んに行われておりキジハタの漁獲量も伸びてきています。
今日はキジハタの「七不思議」をとってもわかりやすくご紹介します。
キジハタ(アコウ)の目はキジ色
キジハタの目をじっくり見つめたことはありますか?
キジハタの目はとても綺麗で引き込まれます。
一般的な魚の目は黒目の上に透明なゼリー状の膜に覆われていますが、キジハタのゼリー状の膜は緑がかっています。
そのため、キジハタの目は光加減により「キジ色(緑色)」に見えます。
これがキジハタの名前の由来になっています。
小さいキジハタ(アコウ)は全部メス
キジハタは性転換する魚で、生まれたときはすべてメスです。
キジハタは「雌性先熟(しせいせんじゅく)」の魚で、40センチより大きくなると、オスに性転換します。
キジハタはオス同士の縄張り争いが激しいため、大きく成長してから性転換すると言われています。
キジハタは成長がとても遅い魚で、40センチまで成長するのに10年ほどかかります。
キジハタの繁栄のためにも、小型のキジハタが釣れた場合は逃がしてあげましょう(*^-^*)
キジハタ(アコウ)は夜に強い
キジハタは夜行性の魚です。
キジハタは日中は岩陰に潜み、夜になると元気に活動し、エビや小魚を食べに行きます。
キジハタは群れを作らない魚で、単独で行動するのが好きです。
キジハタ(アコウ)は夏のフグ
高級魚として人気のあるキジハタは、夏が旬の魚で「夏のフグ」と呼ばれています。
キジハタは薄いピンクがかった白身で弾力のある食感で、うま味と甘味が豊富です。
刺身はもちろん蒸しても煮てもとても美味しいです。
個人的にはフグより美味しいかなと思います。
巨大キジハタ(アコウ)がいる?
キジハタはハタ科のなかでは中型の魚で、体長30センチ程度が一般的なサイズです。
しかし、なかには倍の60センチまで成長する個体がいます。
キジハタは大きい個体の方が美味しいといわれているため、一度は食べてみたいなと思います。
キジハタ(アコウ)によく似た魚
キジハタの超過報告を見ていると、キジハタとは異なる魚がキジハタとしてのっていることがよくあります。
キジハタと姿カタチがよく似た魚には、「ノミノクチ」「キテンハタ」がいます。
キジハタとの見分け方は背中の黒い班点で、キジハタは1つだけあります。
「ノミノクチ」は背中の黒い斑点が複数あり、「キテンハタ」は背中の黒い斑点がありません。
美味しければなんでもいいという方は気にしなくて大丈夫です(^^)/
キジハタは瀬戸内では「アコウ」と呼ぶ
広島県ではキジハタより「アコウ」という名称の方が一般的です。
アコウが正式名称と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、アコウは中四国地方の瀬戸内側で呼ばれている、地方名です。
アコウの由来は「赤魚(アカウオ)」で、キジハタの全身に赤いドット柄があり、全体的に赤いことが由来です。
キジハタのさばき方
店主がキジハタ(アコウ)を刺身用にさばきます。1ステップずつ丁寧にご紹介します。
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キジハタ(アコウ)の七不思議のまとめ
キジハタは食べるのも釣るのも大人気の魚で、うま味と甘味が強くとても美味しい魚です。
しかしキジハタの成長はとっても遅いため、小型のキジハタはできる限りリリースしてあげたほうがいいでしょう。
大型のオスになって戻ってきてくれることを期待して・・
きのした生魚店では新鮮なキジハタを仕入れております。
興味のある方は、お問合せください。
キジハタ(アコウ)の目利きに関してはコチラをご確認ください。
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