イセエビ(伊勢海老)の秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
三重県の「県の魚」と言えば「イセエビ」。
イセエビは縁起物でお祝い事には欠かせない食材です。
長いひげと曲がった腰が老人をイメージすることから長寿の意味があります。
見た目が豪華なだけではなく、どのような調理法でもとても美味しく食べることができます。
役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はイセエビ(伊勢海老)の秘密すべてご紹介します。
目次
イセエビ(伊勢海老)の基本情報
イセエビ(伊勢海老)の種類・寿命
イセエビはエビ上目イセエビ下目イセエビ科イセエビ属に属します。
イセエビ属のなかまには「アマミイセエビ」「オーストラリアイセエビ」「カノコイセエビ」「ゴシキエビ」「ニシキエビ」「ブラウンスピニーロブスター」などがいます。
イセエビの寿命は長く、10年ほどです。なかには30歳の長老もいるようです。
イセエビ(伊勢海老)の生態・食性
イセエビは茨城県より南の太平洋側に多く生息しており、日本海側には少ないです。
イセエビは夜行性で日中は穴の中で外敵から身を守り、夜になると貝やエビ・小魚などを食べて生活しています。
イセエビの第二触角の付け根には発音器があり、グィーグィーと音を出します。
また、イセエビは初夏から秋にかけて交尾し、その後メスは卵が孵化するまで腹に卵を抱えて守っています。
イセエビ(伊勢海老)の特徴と代表産地
外見 | 全長は30センチ程度 体形は円筒形 体色は赤褐色 触角が長く硬い 頭から胸にトゲがある 甲羅が厚い 足は太くしっかりしている |
味 | プリッとした舌触り 濃厚なうま味がある アミノ酸が豊富で甘味が強い ミソにうま味がある 優しい香りがある |
旬 | 11月~3月 |
漁方 | 刺し網 |
産地 | 三重県 千葉県 和歌山県 静岡県 長崎県 鹿児島県 宮崎県 |
イセエビ(伊勢海老)の由来の秘密
イセエビは地名に由来すると考えられています。
伊勢地方でたくさん漁獲されたため「伊勢海老(イセエビ)」と呼ばれた。
イセエビ(伊勢海老)の栄養
イセエビにはタウリンが豊富に含まれています。
どのような栄養があるかまとめました。
・タウリン(肝機能を高める、生活習慣病予防)
・アスタキサンチン(老化防止、疲労回復)
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・鉄分(貧血の防止)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・グリシン(肌のハリと弾力を保つ)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・アスパラギン酸(ミネラルを体内に取り込む)
・アラニン(二日酔いの改善)
・プロリン(コラーゲンの生成を促す)
イセエビ(伊勢海老)の5つの目利きポイント!
イセエビにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにイセエビにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyイセエビを是非見つけてください。
1.活きている
2.甲羅が硬い
3.持つとずっしりと思い
4.頭胸甲と腹節の間が開いていない
5.甲羅の色味が濃い
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
イセエビ(伊勢海老)のおもしろ情報
イセエビ(伊勢海老)の地方名
・カマクラエビ(鎌倉海老):関東地方
イセ(伊勢)が付く地名
・伊勢崎市(いせさきし):群馬県
・伊勢市(いせし):三重県
・伊勢原市(いせはらし):神奈川県
・度会郡南伊勢町(わたらいぐんみなみいせちょう):三重県
イセエビ(伊勢海老)のまとめ
見た目がとっても豪華なイセエビですが、見た目だけではありません。
イセエビにはグリシンが豊富にふくまれているためとても甘みが強いです。刺身で食べるとプリッとした舌触りもたまりません。
きのした生魚店でも大きいく新鮮なイセエビを仕入れておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。
今日もいい一日になりますように。