タコの七不思議。わかりやすく全て解説!~第一弾~

タコの七不思議!

おはようございます。

タコは無脊椎生物のなかでも一番優れている生き物と言われており、「海の賢者」と呼ばれています。

しかしながらタコは謎が多く、いまだに解明されていないことがたくさんあります。

そんなタコの「七不思議」をとってもわかりやすくご紹介します。
「七不思議」と言いながら・・・たくさん紹介してしまいましたがおもしろいのでぜひ読んでください(^^)/

タコは知れば知るほど興味深い生き物です。

タコの頭は胴体

タコのイラストを見ると頭にねじりハチマキ姿をよくみかけます。
しかしこの頭だと思っている部分は、実はタコの胴体です。

もっと細かく解説すると、目が付いている部分が頭となり後頭部のように膨らんでいる部分が胴体です。
足が頭からそのまま付いている、なんとも不思議な生き物です( ;∀;)

ということで、タコのカラダの構成は上から「胴体⇒頭⇒足」となります。

タコはヒトと同じ2足歩行

タコ壺
むかし「タコの足は8本」ということが常識でした。

実は、タコの足は2本で残りは「触腕(しょくわん)」と呼ばれる手ということが判明しました。

タコは移動するとき後ろの2本のみで歩きます。
そう、ヒトと同じく2足歩行する生き物だったのです。
そして残りの6本でモノを掴んだり獲物をつかまえたりします。

またタコの歩き方はユニークで目が進行方向とは逆にある状態で、後ろ歩きをします。

タコの生殖器

前述でご紹介したとおり、タコの手は6本あります。

オスダコの手の1本(右第3腕)は「交接腕(こうせつわん)」と呼ばれる生殖器となっています。
よく観察してみると、他の腕と比べ先端が丸くなっており吸盤がないことがわかります。

この「交接腕(こうせつわん)」から精子のカプセルを放出することができます。

タコには心臓が3こある

タコには心臓が3こあります。

ひとつ目はヒトと同じように全身に血液や酸素を送る役割りの心臓です。

残りのふたつの心臓は「エラ心臓」と呼ばれる心臓です。
残念ながら、明確な役割りや理由は解明されていません。

タコは俊敏な動きが得意な生き物です。
俊敏に動くためには大量の酸素が必要となるため、大量の酸素を一気に足に送り込むために使われていると言われています。

タコには脳みそが9こある

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タコには脳みそが9こあります。

ひとつ目はヒトと同じように「大脳」があり、司令塔のような役割りをしています。

残りの8この脳は各足の付け根にあり、それぞれの足を動かすための「神経脳」です。
各足にある神経脳がそれぞれの足の動きを制御しているため、それぞれが異なる動きができるのです。

また神経脳はとても小さく脳みそというより、神経のかたまりのようなモノです。

タコは知能が高い

タコがビンを開ける光景を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
スクリューキャップなども吸盤をうまく利用してくるくると回し開けることができる、とても賢い生き物です。

またタコは生き物のなかでは珍しく道具を使うこともできます。
敵と戦うときは貝殻を武器としてつかったり、盾のように使ったりします。

タコ墨は猛毒

タコはイカと同じように身に危険を感じたとき墨(すみ)を吐きます。

単に目くらましのためにだけではなく、ほかの役割りもあります。
タコ墨には強い毒があり、嗅覚を鈍らせてしまうのです。

タコは命がけで繁殖

タコの繁殖は一生に1度だけで、切ないことに繁殖後に死んでしまう生き物です。

タコにとって繁殖は最後の一大イベントなのです。

タコのオスは繁殖期になるとメスを見つけ求愛をします。
複数のオスが一匹のメスに求愛することも多く、その時は激しい戦いが繰り広げられます。

この戦いに負けてしまったオスは一生に1度の一大イベントである繁殖行動ができないまま死んでしまうことになります。
そのためオス同士の戦いは激しく、足や胴体がちぎれてしまうこともあります。

戦いに勝ったオスにもまた試練はあります。

戦いが終わったのちに改めて求愛をするのですが、メスのおめがねに叶わなかったオスはカップル不成立となり・・
これもまた繁殖行動ができないまま死んでしまいます( ;∀;)

相思相愛のタコだけが抱き合い、一生に一度の交接(繁殖行動)ができます。
交接の時間はとても長く、この一大イベントは数時間にもおよびます。

交接が終わるとオスは力尽きてしまい、死んでいくのです。

タコは命がけで子育て

タコのメスは命がけで子育てをします。

海の生き物で子育てをする生き物はとても少ないです。
その理由は、弱肉強食の海のなかでは親も子供を守るほどの余裕がないからです。

タコのメスは卵を産んだあと、マダコでは1カ月、ミズダコでは6カ月程度のあいだ巣穴のなかで卵を守り続けます。
そのあいだ、母ダコはエサを食べることもなく片時も離れることなく卵を抱き続けています。

まさに「母の愛」です。

時には卵を優しくなでて磨いたり、きれいな水を吹きかけたりしながら大切に育てます。

卵が無事に孵化(ふか)したことを見届けた母ダコは、力尽きてしまい死んでいくのです。

タコの足はトカゲのしっぽ

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タコの足はいざという時にはトカゲのしっぽと同じように、自分の足を切り落とし逃げることができます。
タコの足には神経細胞が集まっているため、切り落とした足もしばらく動くことができます。

また、切れた部分からまた足が再生し元通りにもどることができるのです。
再生するときに足が二股にわかれて生えることがあり、日本では足が96本もあるタコが発見されたといううわさもあります。

足が切れても再生することができるタコですが、ストレスで自分で足を食べたときは永久に再生されません。

タコのカラダはカメレオン

赤いイメージのあるタコですが、海のなかでは様々な色に変化し生活しています。

タコのカラダは色素細胞でおおわれており、まわりの環境に合わせ色を変化するカメレオンのように擬態(ぎたい)します。
しかし残念ながら、タコは色を識別できる視力は持っていないのです。

タコは力持ち

タコのカラダは90%以上が筋肉で出来ています。
そのため一度締め付けられてしまうと、ヒトでさえ逃げることができません。

タコの唯一の弱点

無敵のように見えるタコの唯一の弱点は、「真水」です。
タコは塩分濃度が低くなるにつれ次第に弱っていき、「真水」に付けると即死してしまうのです。

活ダコを間違えても、「真水」に付けないでくださいね( ;∀;)

タコのオスとメスの見分け

吸盤
タコのオス・メスを見分けるポイントは吸盤です。
(上の画像はオスです。)

オスの吸盤は不揃いでところどころに大きな吸盤があります。
その大きな吸盤を武器として使用しています。

メスの吸盤は比較的小さく均一に並んでいます。

一般的にタコはメスのほうが身が柔らかく味も良いと言われており、価格もオスよりメスの方が高いです。

タコのさばき方

店主がタコをお刺身にします。
1ステップずつ丁寧にご紹介します。
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タコの七不思議のまとめ

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タコは無脊椎生物のなかでも一番優れている生き物と言われており、「海の賢者」と呼ばれています。
タコの生態は解明されていないことがまだまだたくさんありますが、知れば知るほど興味深い生き物です。

今の時点で私が知っている知識をご紹介しました。

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