カサゴの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
釣り初心者でも簡単に釣れて食べても美味しい「カサゴ」。
クセがなくいい出汁が出るため様々な料理におすすめの魚です。
役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はカサゴ秘密すべてご紹介します。
目次
カサゴの基本情報
カサゴの種類・寿命
カサゴはカサゴ目フサカサゴ科に属します。カサゴの仲間はとても多く「アヤメカサゴ」「ウッカリカサゴ」「フサカサゴ」「イズカサゴ」「オニカサゴ」「ユメカサゴ」などがいます。
カサゴの寿命は13年程度と言われており、成長がとても遅い魚です。
1年で10センチ、5年で20センチを超えます。
カサゴの生態・食性
カサゴは北海道から沖縄までの日本海・太平洋・瀬戸内海に広く分布しています。
水深100メートル程度の比較的浅い岩礁域に生息し、小さなエビや小魚を食べて生活しています。
浅い海域にいるものは褐色が強く、深い海域にいるものは赤色をしています。
カサゴの交尾期は秋で受精後孵化するまで体内で育てます。
こうすることで多くの子孫を残すことができています。
カサゴの特徴と代表産地
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外見 | 体長は20~25センチ程度 カラダの割に頭部・ヒレが大きい 口が大きい ヒレには硬いトゲがある エラ蓋に硬いトゲがある 体色は赤茶色 背ビレに沿い白い斑紋がある カラダは側扁形 |
味 | 透明感のある白身 適度に脂がのっている アラからいい出汁が出る 身に甘みがある 締まりがありしっかりとした身質 熱しても身が締まらない |
旬 | 12月~4月 |
漁方 | 刺し網 釣り |
産地 | – |
カサゴの由来の秘密
カサゴは頭が大きくトゲが出っ張っており、笠をかぶっているように見えることから「笠子(カサゴ)」と言います。
カサゴの栄養
カサゴは高タンパク低脂質な白身魚です。どのような栄養があるかまとめました。
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・鉄分(貧血の防止)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
カサゴの5つの目利きポイント!
カサゴにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにカサゴにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyカサゴを是非見つけてください。
1.目に膨らみがあり澄んでいる
2.エラが鮮やかな紅色
3.カラダの色艶がいい
4.身に張りがある
5.模様がはっきりしている
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
カサゴのさばき方
店主がカサゴを煮付け用、1ステップずつ丁寧にご紹介します。
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カサゴのおもしろ情報
カサゴの地方名
カサゴは地域によりユニークな名前で呼ばれています。
・アカゾイ:青森県
・ハツメ:山形県
・ガンガラバチメ:石川県
・アカゲ:茨城県
・アラカズ:千葉県
・アコウ:静岡県
・アカゴロ:三重県
・アタガシ:和歌山県
・アカウオ:愛知県
・アカホコ:京都府
・アカメバル:大阪府、兵庫県、岡山県
・ホゴメバル:広島県
・ボテコ:山口県
・ボコ:島根県
・アカナ:鳥取県
・ガガネ:徳島県
・ガシラ:高知県
・アラカブ:福岡県
・ガラカブ:熊本県
カサゴのことわざ
磯のカサゴは口ばかり
カサゴの口は大きくカラダが小さいため可食部が少ないことから、口先ばかりで実行力がないという意味です。
カサゴの面洗わず
カサゴの顔はトゲトゲしており目がぎょろっとし不細工であるという意味です。
カサゴのまとめ
瀬戸内海でもとてもお馴染みのカサゴですが、お刺身で食べる機会はあまりないのではないでしょうか。
実はカサゴは刺身でもとても美味しい魚です。頭が大きく可食部が少ないため、できるだけ大きいものを選ぶようにしましょう!
きのした生魚店でも新鮮なカサゴを仕入れておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。
今日もいい一日になりますように。