サワラの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説

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おはようございます。

サワラの人気は冬の気圧配置と同じ西高東低です。サワラは昔瀬戸内海でよく獲れた魚で、特に岡山県民の食卓には欠かせない魚でした。しかし1990年頃から瀬戸内海の漁獲量は著しく減少しており、この原因は未だに特定できていません。
役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はサワラの秘密すべてご紹介します。

サワラの基本情報

サワラの種類と寿命

サワラはサバ科に属する魚で大きく分けて5種類です。本種の他にヨコシマサワラ・ヒラサワラ・ウシサワラ・タイワンサワラが生息しています。サワラは出世魚で成長に従い下記のように呼び名が変わります。
サゴシ(40~50㎝)→ナギ(50~60㎝)→サワラ(60㎝以上)
サワラの寿命はオスが6年、メスが8年と言われています。比較的成長が早く1年で40~50㎝まで成長し「サゴシ」となり、2年で60㎝にまで達し「サワラ」となります。体長100㎝・体重10㎏を超える個体も中にはいるようです。

サワラの生態と食性

サワラは北海道から朝鮮半島・東シナ海台などに生息している大型の魚です。水温が上昇する春~秋は浅い海域を回遊し、冬場は深く潜ります。また、サワラは小魚や甲殻類を食べて生活しています。

サワラの特徴と代表産地

【サワラ】

外見 からだが細長い
口が大きく、鋭い歯がある
体色は背が青灰色・腹が銀白色
背に不規則な黒い斑点
柔らかい肉質の赤身
淡白でありながら甘みがある
冬場のサワラは中トロに匹敵する
皮目を炙ると旨みが増す
夏場を除き、ほぼ1年中美味しい
5~6月(関西)
12~2月(関東)
産地 福井県・石川県・京都府
瀬戸内海

 

サワラの由来の秘密

サワラの由来

ほっそりした体形から狭い腹(さはら)の魚だと言われていました。それが転じ「サワラ」と呼ばれるようになりました。

サワラは漢字で書くと「鰆」

サワラは春になると産卵期を迎え、瀬戸内海に集まります。瀬戸内海で春が一番よく獲れることから、魚ヘンに春と書きます。

サワラの字画占い

「鰆」は総画数20画です。
字画によると、黙々と物ごとをこなしていく努力家。お人好しで人が嫌がることも文句を言わずしてしまうタイプのようです。また人の影響を受けやすいので、いい相手の傍にいるように心掛けましょう!
(あくまでも総画数から導いた性格です)

サワラの栄養と食べ合わせ

サワラの栄養

淡泊な赤身のサワラですが、どのような栄養があるかまとめました。

  • DHA(脳細胞の活性化や脳の発達に働きかける)
  • EPA(血液をサラサラにし、中性脂肪を下げる)
  • ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
  • ビタミンB群(神経の機能の正常化)
  • タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
  • ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
  • カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)

サワラと相性抜群の食材

栄養もおいしさも相乗効果が期待できる食材をご紹介します。

サワラ+春菊

サワラのナイアシン・パントテン酸と春菊のβカロチンを一緒に取ることで、肌の老化防止と美容効果が期待できます。
また、春菊の香り成分α-ビネンには胃腸の消化吸収をよくする働きがあります。

サワラ+味噌

サワラを代表する調理法「西京漬け」は美味しいだけでなく、発酵食品である味噌の栄養も一緒に取ることができます。
特に大豆イソフラボンは美白効果が期待できると言われています。

サワラ+ゴボウ

ゴボウには不溶性・水溶性食物繊維が豊富に含まれています。一緒に取ることでデトックス効果が期待できます。

サワラの5つの目利きポイント!


サワラにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにサワラにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyサワラを是非見つけてください。

  1. 目に膨らみがあり澄んでいる
  2. エラが鮮やかな紅色
  3. 体に艶があり身が硬い
  4. 背中の模様がはっきりしている
  5. 身の色が白く血合いが鮮やか

よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。

サワラのさばき方

店主が3枚おろし~焼き霜造りまで、1ステップずつ丁寧に解説します。

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サワラのおもしろ情報

雑学

伝統的な苗字「鰆さん」

鰆さんは伝統的な苗字で、京都府・愛知県・兵庫県の3県に30名程度いらっしゃいます。

サワラが付く地名

  • 福岡市早良区(ふくおかしさわらく) [福岡県]
  • 小佐原(こざわら) [長野県飯山市]
  • 砂原(さわら) [北海道茅部郡森町]
  • 佐原(さわら) [岐阜県本巣市]

サワラのまとめ

産卵後の真夏のサワラを除きいつでも美味しい魚です。特に冬場のサワラは「寒鰆」と呼ばれ脂ノリがよく春とは全く異なる味わいが楽しめます。刺身も美味しいですが、個人的にはホイル焼きが一番おすすめです。シンプルに焼くことでサワラ特有の上品な味わいが引き立ちます。

きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。興味のある方はぜひお問い合わせください。

今日もいい一日になりますように。
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