ハモの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
広島県も梅雨に入りました。梅雨の水を飲んで美味しくなる魚をご存知でしょうか。京料理に欠かせない魚として西日本で愛され続けているハモ。
夏になると食べたくなる方も多いのではないでしょうか。夏バテに効くというイメージがあると思いますが、実はハモ女性にとっても嬉しい栄養が豊富なのです。
役立つ知識から酒場のネタとなる知識まで、今日はハモの秘密すべてご紹介します。
目次
ハモの基本情報
ハモの種類と寿命
ハモはウナギ目ハモ科に属します。ただし、ウナギと違いとても攻撃的で恐い魚です。ハモの寿命は15年から20年と言われており、大きいものでは2.2mほどにもなります。
ハモの生態と食性
温帯域で広く分布しており、日本では東北より南の海域におり特に西日本で多く見られます。ハモは夜行性です。水深100mくらいの砂地で生息しており、小魚やイカやタコなどを食べて生活しています。
ハモの特徴と代表産地
外見 | 鱗がなく腹が真っ白 オスは黄みがかった青色 メスは赤みがかった銅色 オスよりメスの方が大きい 目の後ろまで口が裂けている ノコギリのような鋭い歯 |
味 | 品のある味わいの白身 ハモの子は旨味が格別 |
漁方 | 底引き網 底はえ縄漁 |
旬 | 初夏、晩秋 |
産地 | 大分県、熊本県、徳島県、山口県、 |
ハモの由来の秘密
ハモの由来2選
ハモの由来は諸説ありますがその中から2つご紹介します。あなたはどの由来が濃厚だと思いますか?
1つ目。とても気が荒く近寄る魚にすぐ噛みつくことから「食む(ハム)」と呼ばれそれが転じた説。
2つ目。ノコギリの様な鋭い歯を持つことから「歯魚(ハモ)」と呼ばれた説。
ハモは漢字で書くと「鱧」
魚ヘンに豊かで鱧と書きます。ハモは下記の通り様々なことに対し豊かさを兼ね備えているということが由来です。
- 栄養価がとても高い
- 生命力が強い
- 調理法がとても多く豊かな味わい
- 美味しすぎて心が豊かになる
ハモの字画占い
「鱧」は総画数24画です。
字画によると、優れた才能と努力・恵まれた環境と実力を持っている。協調性も優れているため、周囲と協力して成功を収めていくタイプの様です。また社交的な雰囲気と朗らかさで、周りからも好印象です。
(あくまでも総画数から導いた性格です)
ハモの栄養と食べ合わせ
ハモの栄養
美味しいうえに栄養がとっても豊富なハモについて、どのような栄養があるかまとめました。
- コラーゲン(皮膚の弾力や損傷を修復)
- コンドロイチン(若返り効果、皮膚の老化防止)
- 葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
- DHA(脳細胞の活性化や脳の発達に働きかける)
- EPA(血液をサラサラにし、中性脂肪を下げる)
- カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
- ビタミンB群(神経の機能の正常化)
- ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
- タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
実は某基礎化粧品【ドモホルン××××】に使用されているコラーゲンはハモ由来だそうです。
ハモと相性抜群の食材
栄養もおいしさも相乗効果が期待できる食材をご紹介します。
ハモ+梅肉
ハモのビタミンAと梅肉のクエン酸を一緒にとることで、夏バテ効果が期待できます。
ハモ+らっきょう
らっきょうには硫化アリルが豊富に含まれています。一緒にとることでハモのビタミンBの吸収を約7倍高めてくれます。
ハモの5つの目利きポイント!
ハモにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにハモにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyハモを是非見つけてください。
- からだが赤みがかった銅色(メス)
- ぬめりに透明感がある
- 重さは500g~700g
- 身に張りがある
- からだが丸く肉付が良い
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
ハモのさばき方
店主が3枚おろし~骨切りまで、1ステップずつ丁寧に解説します。
ハモのおもしろ情報
ハモのことわざ
鱧も一期、海老も一期
ハモとエビは全く異なる姿かたちをしているが、命を授かり一生を送るという点では同じということからできたことわざです。
人の境遇や才能は人それぞれ違っても、命を授かり一生を終えるということは同じという意味です。
ハモが付く地名
- 羽茂飯岡[新潟県佐渡市]ハモチイイオカ
- 羽茂大石[新潟県佐渡市]ハモチオオイシ
- 羽茂滝平[新潟県佐渡市]ハモチタキダイラ
ハモの日について
ハモの日をご存知でしょうか。徳島県漁業協同組合制定し少しずつ広まっています。
ハモは昔「ハミ(8・3)」と呼ばれていたことより、2000年から8月3日はハモの日として制定されました。
ハモのまとめ
美味しいだけでなく栄養も豊富なハモですが、小骨が多くが苦手な方もいらっしゃるかと思います。
そんな方に朗報です。店主の骨切り技術は最高レベルです!店主の孫娘(二歳)もハモをほおばるように食べています。
ぜひ一度きのした生魚店のハモを食べていただきたいです。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。興味のある方はぜひお問い合わせください。
今日もいい一日になりますように。
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