ザ魚問答|ウナギは何を食べて大きくなるの?
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おはようございます。
スーパーや魚屋で見かけるウナギは、大きく立派に育っています。
しかし、その大きな体になるまでに何を食べているのか知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。
実はウナギは、一生の中で住む場所だけでなく、食べるものも大きく変化します。
赤ちゃんの頃と川で暮らす頃では、まったく違う食生活を送っているのです。
さらに、生まれたばかりの頃は何を食べているのか、まだ完全には分かっていません。
今回は、ウナギが成長するにつれて食べ物をどのように変えていくのか、その不思議な食生活を分かりやすく解説します。
目次
1. ウナギは成長するたびに食べ物が変わる
ウナギは一生の中で何度も姿を変えます。
それに合わせて、食べ物も変化していきます。
海で生まれたばかりの幼生。
日本へやって来るシラスウナギ。
川で暮らす黄色いウナギ。
海へ向かう銀ウナギ。
それぞれの時期で生活する場所も体のつくりも違うため、食べるものも変わるのです。
この変化は、ウナギが長い進化の中で身につけた生き残るための工夫だと考えられています。
2. 生まれたばかりの赤ちゃんは何を食べる?
ウナギの赤ちゃんは「レプトセファルス」と呼ばれます。
葉っぱのように平たく透明な姿をしています。
しかし、この時期に何を食べているのかは長い間、大きな謎でした。
現在では、海中に漂う「マリンスノー」と呼ばれる有機物や、小さな生物のかけらを食べていると考えられています。
マリンスノーとは、植物プランクトンや動物プランクトンの死がい、ふんなどが集まってできた栄養の粒です。
海の雪のようにゆっくり沈むことから、その名前が付けられました。
3. シラスウナギになると食生活が変わる
海を旅して日本へ近づくと、レプトセファルスは細長いシラスウナギへ変身します。
この頃になると、自分で小さな生き物を捕まえられるようになります。
小さな甲殻類や動物プランクトン、昆虫の幼虫などを食べ始めます。
海から川へ移動する大切な時期でもあり、成長のために多くの栄養を必要としています。
体はまだ透明ですが、少しずつウナギらしい姿になっていきます。
4. 川では肉食のハンターになる
川へ入ったウナギは、肉食性の魚になります。
夜になると活動を始め、水底をゆっくり移動しながら獲物を探します。
食べるものは、小魚やエビ、カニ、昆虫、水生昆虫、カエルなどさまざまです。
口に入る大きさなら何でも食べるほど、幅広い食性を持っています。
そのため、川では優れたハンターとして生態系の一員になっています。
5. なぜ夜にエサを探すの?
ウナギは夜行性です。
昼間は石の下や泥の中などに隠れています。
夜になると外へ出て、ゆっくりエサを探します。
夜に活動することで、天敵に見つかる危険を減らせます。
また、夜は小さな生き物も活発になるため、効率よくエサを見つけられるという利点があります。
夜行性は、ウナギが長年かけて身につけた生き残るための知恵なのです。
6. ウナギは獲物をどうやって見つける?
暗い川の中では目だけでは十分に見えません。
そのため、ウナギは優れた嗅覚を利用しています。
水の中のわずかな匂いを感じ取り、獲物の居場所を探します。
さらに、水の流れや振動も敏感に感じ取る能力があります。
暗闇でも獲物を見つけられる理由は、こうした感覚が非常に発達しているからです。
7. 養殖ウナギは何を食べて育つ?
養殖ウナギは天然とは違い、人が用意したエサで育ちます。
魚粉を中心に、大豆やビタミン、ミネラルなどを加えた栄養バランスの良い配合飼料が使われています。
成長に合わせてエサの大きさや成分も調整されます。
天然のように獲物を探す必要がないため、効率よく成長できるのが特徴です。
品質を安定させるためにも、エサの研究は現在も進められています。
8. 天然ウナギと養殖ウナギで味は違う?
天然ウナギは、川でさまざまな生き物を食べて育ちます。
一方、養殖ウナギは栄養管理されたエサを食べています。
そのため、身質や脂の付き方に違いが出ることがあります。
天然は引き締まった食感といわれることが多く、養殖は脂がのって柔らかい傾向があります。
どちらにも魅力があり、好みは人それぞれです。
9. 海へ向かう頃にはエサを食べなくなる
成熟したウナギは海へ向かう「銀ウナギ」になります。
この時期になると、ほとんどエサを食べなくなると考えられています。
長年ためた脂肪をエネルギーとして利用しながら、何千キロも泳ぎ続けます。
目的は産卵だけです。
食べることよりも、命を次の世代へつなぐことが最優先になるのです。
10. 赤ちゃんの食べ物にはまだ多くの謎が残る
ウナギの研究は大きく進みましたが、赤ちゃんが自然界で何を食べているのかは、まだ完全には分かっていません。
人工飼育でも、この時期のエサは大きな課題でした。
現在では少しずつ解明が進んでいますが、野生での食生活には多くの謎が残されています。
この謎が解ければ、完全養殖の技術もさらに進歩すると期待されています。
11. ウナギは何を食べて大きくなる?成長ごとに変わる食生活
ウナギは一種類の食べ物だけで育つ魚ではありません。
海ではマリンスノーなどの有機物を利用し、シラスウナギになると小さな生き物を食べ始めます。
川では小魚やエビ、昆虫などを捕らえる肉食性となり、大きく成長します。
そして産卵の旅が始まる頃には、エサを食べずに体内のエネルギーだけで何千キロもの海を泳ぎ続けます。
このように、成長に合わせて食べ物や食べ方を変えることが、ウナギが長い一生を生き抜くための大切な戦略なのです。
身近な魚でありながら、その食生活には今も多くの謎が残されています。
だからこそ、ウナギは世界中の研究者を魅了し続ける不思議な魚なのです。
ご興味のある方は、お問い合わせください。
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今日もいい一日になりますように。
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