タコ（蛸）の七不思議。わかりやすく全て解説！～第二弾～

1 タコ（蛸）七不思議！
2 タコ（蛸）のさばき方
3 タコ（蛸）の七不思議のまとめ

タコ（蛸）七不思議！

おはようございます。

知能が高く不思議なことが多い生き物だと、古くから認識されている「タコ」。
タコは研究者にとって、とても興味深い生き物で、未だに解明されていない能力が多くあります。
タコの祖先は貝と言われています。
タコは殻から出て生き延びるため、様々な能力を身に付けて行ったのです。

今日はタコの「七不思議」をとってもわかりやすくご紹介します。

タコ（蛸）の足は再生する

トカゲのしっぽが再生する話は有名ですが、タコも同様に失った足を再生させることができます。
タコの足が切られると、その部分から新しく足が生えてきます。
再生された足は最初は少し短く未発達ですが、時間と共に完全に元通りになります。
タコをよく観察すると、未発達の足を発見することができるかもしれません。
この再生能力は、タコが敵から逃げるための防御法のひとつと考えられています。

タコ（蛸）の吸盤はコントロール自在

タコの足は１本ずつ自由自在に動きます。
これはタコがそれぞれの足に、脳を持っているからです。
タコの足には１本に約３００個の吸盤がありますが、そのひとつずつも自由自在にコントロールできます。
タコはこれにより物体の形状や表面に応じた、最適な吸着ができるのです。
人間とて、手足合わせてせいぜい２０本の指を自由に動かせる程度です。
改めて、タコの身体能力に興味が湧いてきます（　；∀；）

タコの吸盤は外側の輪状筋と内部の放射筋で構成されています。
この２つの筋肉を動かし、吸引力を発生させています。
タコの吸盤中央には溝があり、空気を排出していくことで真空状態を作ることができます。
また物体により吸引力の強度を変更することができます。
タコはこの吸盤を使い、獲物を捕獲したり岩にしがみついたりしています。

タコ（蛸）は祖先を忘れていない？

タコの祖先は貝です。
タコは殻を捨て軟体ひとつで生きています。
しかし、たまにタコは貝の様に殻に入って身を守ることがあります。
タコは器用に貝やココナッツの殻を持ち、カラダを覆います。
また、貝殻を集め自分の周りに配置したり、矛のように器用に使ったりすることもあります。
道具を使用できる生き物は少なく、タコが非常に知的な生物であることを示しています。

タコ（蛸）は擬態が得意

タコの筋肉は自由自在に動かすことができ、高度な擬態技術を持っています。
タコの皮膚には色素胞と呼ばれる細胞があり、収縮させたり拡張させたりすることで色を変化させることができます。
タコの擬態は色だけではなく質感も変えることができます。
タコの皮膚にある乳頭突起を活用し、周囲の環境に合わせて皮膚を滑らかにしたり、突起を作ったりします。
タコは視覚情から様々なことを学習し、異なる形状やパターンに擬態することができます。

また賢いタコは経験から学習し、毒を持った生き物に擬態する習性があります。
タコは問題解決能力や環境の理解に優れた生き物なのです。