オキナワオオタチ(沖縄大太刀)の秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
タチウオのなかまで大型の「オキナワオオタチ」。
オキナワオオタチは九州より北の地域では見かけることがほとんどない魚です。
沖縄県では釣りの対象魚として、テンジクタチウオと同様に人気のある魚です。
本種のタチウオに負けない味わいで、人気の魚です。
基礎知識からおもしろ雑学まで、今日はオキナワオオタチの秘密すべてご紹介します。
目次
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)の基本情報
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)の種類・寿命
オキナワオオタチは顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目サバ亜目タチウオ科タチウオ属に属します。
オキナワオオタチのなかまには、「タチウオ」「テンジクタチ」などがいます。
オキナワオオタチは1歳で25センチくらい、2歳で40センチくらい、3歳で50センチくらいまで成長します
また、オキナワオオタチの寿命は6か8年ほどです。
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)の生態・食性
オキナワオオタチは暖かい海を好む魚で、九州南岸より南の海域に分布しています。
オキナワオオタチは水深200から400メートルほどの海域に生息しています。
オキナワオオタチは夜行性で日中はカラダを休めており、夜になると小魚や甲殻類などを食べに出掛けます。
また、オキナワオオタチの産卵期は秋です。
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)の特徴と代表産地
外見 | 体長は200センチ程度 体形は帯状で細長い 体色は銀白色 体高が低い 目が大きい 目の間がくぼんでいる ウロコがない 尾が細長い 下あごが突き出ている 歯が鋭い 腹ビレが無い 尻ビレが無い |
味 | 柔らかい身質 脂ノリがいい うま味と甘味がある 皮が柔らかい クセがない 身離れがいい 熱しても柔らかい |
旬 | 11月から3月 |
漁方 | 釣り |
産地 | 沖縄県 |
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)の由来の秘密
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)の由来
タチウオはカラダが細長く体色が銀白色で、「太刀(たち)」に似ている魚ということから「タチウオ」と呼ばれた。
またオキナワオオタチはタチウオより大型で、沖縄などの熱帯域に多く生息していることから、「オキナワオオタチ」と呼ばれた。
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)を漢字で書くと「沖縄大太刀」
オキナワオオタチを漢字で書くと「沖縄大太刀」です。
タチウオを漢字で書くと「太刀魚」です。
太刀魚は体色が銀色で「太刀のような魚」ということから、「太刀魚」と書きます。
またオキナワオオタチはタチウオより「大きく」、「沖縄県」で多く漁獲されていることから、「沖縄大太刀」と書きます。
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)を英語で書くと「Ribbon-fish」
オキナワオオタチを英語で書くと「Ribbon-fish」です。
「Ribbon」はリボンという意味です。
「fish」は魚という意味です。
つまり、オキナワオオタチはリボンの様な体形をした魚という意味です。
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)の栄養
オキナワオオタチは高タンパク低脂質な食材です。
どのような栄養があるかまとめました。
・DHA(脳細胞の活性化や脳の発達に働きかける)
・EPA(血液をサラサラにし、中性脂肪を下げる)
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・コラーゲン(皮膚の弾力や損傷を修復)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・鉄分(貧血の防止)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・グリシン(肌のハリと弾力を保つ)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・アスパラギン酸(ミネラルを体内に取り込む)
・アラニン(二日酔いの改善)
・プロリン(コラーゲンの生成を促す)
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)の目利きポイント!
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)にも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにオキナワオオタチ(沖縄大太刀)にも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyオキナワオオタチ(沖縄大太刀)を是非見つけてください。
1.身に厚みがある
2.目に膨らみがあり澄んでいる
3.エラが鮮やかな紅色
4.身に張りがある
5.体色が綺麗な銀色
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)のおもしろ情報
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)の地方名
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)は地域によりユニークな名前で呼ばれています。
・ホオチョウ:沖縄県
・タチヌイユ:沖縄県
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)が付く地名
タチウオ(太刀魚)が付く地名
・一宇太刀之本(いちうたちのもと):徳島県美馬郡つるぎ町
・太刀打(たちうち):青森県五所川原市
・太刀浦海岸(たちのうらかいがん):福岡県北九州市門司区
・三瓶町有太刀(みかめちょうあらたち):愛媛県西予市
・御太刀(みたち):山梨県大月市
・三野町太刀野(みのちょうたちの):徳島県三好市
・三野町太刀野山(みのちょうたちのやま):徳島県三好市
オキナワオオタチ(沖縄大太刀)のまとめ
オキナワオオタチはタチウオらしい味で、滑らかな身質とクセのない味わいでとても美味しい魚です。
お刺身はもちろん焼いても美味しいです。
また、オキナワオオタチは大型魚ならではの食べ応えも楽しむことができます。
オキナワオオタチは、本州では見かけることがない魚ですので、熱帯地域にお出かけの際は探してみてください(^^)/
ご興味のある方は、お問い合わせください。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。
今日もいい一日になりますように。
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