カミナリイカ（モンゴウイカ）の秘密すべてご紹介！基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説

おはようございます。

ムチムチとした独特の食感が特徴で特に西日本で人気のあるカミナリイカ。
「モンゴウイカ」として認知度が高いですが、近年では「モンゴウイカ」は輸入のコウイカを指していることもあるため注意が必要です。
とても大型のイカで噛めば噛むほど甘みが出てくる味わい深い逸品です。
カミナリイカは雷が鳴る季節が旬といわれており、これから旬を迎えます。

役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はカミナリイカの秘密すべてご紹介します。

1 カミナリイカ（モンゴウイカ）の基本情報
2 カミナリイカ（モンゴウイカ）の由来の秘密
- 2.1 カミナリイカの由来２選
- 2.2 カミナリイカ（モンゴウイカ）の英語の由来
3 カミナリイカ（モンゴウイカ）の栄養
4 カミナリイカ（モンゴウイカ）の５つの目利きポイント！
5 カミナリイカ（モンゴウイカ）のさばき方
6 カミナリイカ（モンゴウイカ）のおもしろ情報
- 6.1 カミナリイカ（モンゴウイカ）の地方名
7 カミナリイカ（モンゴウイカ）のまとめ

カミナリイカ（モンゴウイカ）の基本情報

カミナリイカ（モンゴウイカ）の種類・寿命

カミナリイカはコウイカ属に属するイカで、仲間には「コウイカ」「ウスベニコウイカ」「スジコウイカ」「エゾハリイカ」「コブシメ」「コウイカモドキ」などがいます。

カミナリイカはかつて「モンゴウイカ」と呼ばれていましたが、近年では「モンゴウイカ」は輸入のコウイカ類のことを指しています。
ですので、産地と種類に注意してください！

カミナリイカは大型のイカで大きいものでは胴長４０センチを超えるものもいます。
市場には胴長２０～３０センチ程度のものが多く流通しています。

またカミナリイカの寿命は、他のイカと同様１年ほどと短いです。

カミナリイカ（モンゴウイカ）の生態・食性

カミナリイカは、新潟県より南の日本海側と東京湾より西の太平洋側に広く分布しています。
水深６０～１００メートルほどの砂地で、エビやカニ・小魚などを食べて生活しています。

また、カミナリイカの産卵期は春から夏にかけてで、浅瀬で交尾をし海藻などに卵を産みつけます。

カミナリイカ（モンゴウイカ）の特徴と代表産地

外見	胴長は２０センチを超える胴にキスマークのような紋様がある胴に青緑色の横縞がある甲羅は楕円形で先端にトゲがあるエンペラが胴の左右全体に広がっている背側にのみ模様があり腹側は白い
味	しっかりとした歯ごたえ噛むほどに甘みが出るムチムチとした食感身が非常に分厚い熱を通すと硬くなる
旬	１２月～６月
漁方	カゴ漁刺し網定置網
産地	西日本

カミナリイカ（モンゴウイカ）の由来
の秘密

カミナリイカの由来２選

カミナリイカの由来は諸説ありますがその中から２つご紹介します。
あなたはどちらの由来が濃厚だと思いますか？

１つ目。雷が多い時期に多く漁獲されることから。
２つ目。胴に雷のような紋様があることから。

カミナリイカは漢字で「雷烏賊」と書きます。

また胴に紋様があることから、紋（モン）がある甲（コウ）イカという意味で「紋甲烏賊（モンゴウイカ）」ともいいます。

カミナリイカ（モンゴウイカ）の英語の由来

英語でも同様の意味で、「Ocellated（目のような模様がある） Cuttlefish（イカ）」といいます。

カミナリイカ（モンゴウイカ）の栄養

カミナリイカは低脂肪高たんぱくな食品です。
また、アミノ酸とタウリンを豊富に含んでいます。
どのような栄養があるかまとめました。

・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・タウリン(肝機能を高める、生活習慣病予防)
・鉄分(貧血の防止)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・グリシン(肌のハリと弾力を保つ)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
・アスパラギン酸(ミネラルを体内に取り込む)
・アラニン(二日酔いの改善)
・プロリン(コラーゲンの生成を促す)