フエダイ（笛鯛）の秘密すべてご紹介！基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説

おはようございます。

口元が可愛らしい「フエダイ」。
フエダイは南日本で多く漁獲され、食用魚としても人気の魚です。
脂ノリがよくほどよい食感のある白身で、見た目以上に美味しい魚です。
近年では漁獲量が減少しており、高級魚として流通しています。

役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はフエダイ秘密すべてご紹介します。

1 フエダイ（笛鯛）の基本情報
2 フエダイ（笛鯛）の由来の秘密
3 フエダイ（笛鯛）の栄養
4 フエダイ（笛鯛）の５つの目利きポイント！
5 マダイのさばき方
6 フエダイ（笛鯛）のおもしろ情報
- 6.1 フエダイ（笛鯛）の地方名
7 フエダイ（笛鯛）のまとめ

フエダイ（笛鯛）の基本情報

フエダイ（笛鯛）の種類・寿命

フエダイは顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目フエダイ科フエダイ属に属します。
フエダイ属のなかまには「アカネフエダイ」「オキフエダイ」「ナミフエダイ」「ヨコフエダイ」「タテフエダイ」などがいます。

またフエダイは長寿で、寿命は２０年を超えるといわれています。

フエダイ（笛鯛）の生態・食性

フエダイは熱帯から亜熱帯に多く分布しており、日本近海では伊豆諸島・小笠原諸島・九州から沖縄の南日本で多く見かけます。
フエダイは岩礁域に生息しており、エビや小魚などを食べて生活しています。

フエダイの産卵期は初夏から夏にかけてです。

フエダイ（笛鯛）の特徴と代表産地

外見	体長は５０センチ程度体重は１．６キロ程度典型的なタイのようなカタチ口が下についている吻が突き出ている体色はムラサキ褐色ヒレは黄色いカラダ後方に白い星マークがある
味	透明感のある白身しっとり滑らかな食感身に甘みがある皮と身の間に脂の層があるクセのない味わいほどよい繊維質熱すると身が締まる
旬	６月～９月
漁方	釣り
産地	沖縄県鹿児島県宮﨑県東京都小笠原諸島

フエダイ（笛鯛）の由来の秘密

フエダイは口が前に突き出しており口笛を吹いているように見えることから、「笛鯛（フエダイ）」と呼ばれた。

フエダイ（笛鯛）の栄養

フエダイにはアミノ酸が豊富に含まれています。
どのような栄養があるかまとめました。

・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・コラーゲン(皮膚の弾力や損傷を修復)
・DHA(脳細胞の活性化や脳の発達に働きかける)
・EPA(血液をサラサラにし、中性脂肪を下げる)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・鉄分(貧血の防止)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・グリシン(肌のハリと弾力を保つ)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・アスパラギン酸(ミネラルを体内に取り込む)
・アラニン(二日酔いの改善)
・プロリン(コラーゲンの生成を促す)

フエダイ（笛鯛）の５つの目利きポイント！

フエダイにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにフエダイにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyフエダイを是非見つけてください。

１．目に膨らみがあり澄んでいる
２．エラが鮮やかな紅色
３．カラダに艶がある
４．身に張りがある
５．黒目がくっきりしている

よくわからない！という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。

マダイのさばき方

店主がマダイを三枚おろしから刺身用に捌きます。
１ステップずつ丁寧にご紹介します。

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フエダイ（笛鯛）のおもしろ情報

フエダイ（笛鯛）の地方名

フエダイ（笛鯛）は地域によりユニークな名前で呼ばれています。

・アカイセギ：高知県
・アカンチャ：沖縄県
・イクナー：沖縄県
・イセギ：徳島県
・イナフク：沖縄県
・イナフクー：沖縄県
・キースビ：鹿児島県
・クチビ：徳島県
・シブダイ：徳島県、宮崎県
・ショウビ：鹿児島県
・ショーブ：鹿児島県
・シラホシ：鹿児島県
・シロテン：鹿児島県
・シロホシフエダイ：鹿児島県
・スビ：鹿児島県
・ソウジ：鹿児島県
・ヒノマルショーブ：鹿児島県
・ヤマモチ：鹿児島県