ボタンエビの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説

おはようございます。

濃厚な味わいとプチプチとした子がたまらないボタンエビ。
子持ちのボタンエビは本当に美味です(*^-^*)
実は本種のボタンエビは数がとても少なく、「トヤマエビ」を一般的にボタンエビと呼んでいます。

役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はボタンエビの秘密すべてご紹介します。

ボタンエビの基本情報

ボタンエビ

ボタンエビの種類・寿命

ボタンエビはホンエビ上目十脚目抱卵亜目コエビ下目タラバエビ上科タラバエビ科タラバエビ属に属します。
タラバエビ属のなかまには「トヤマエビ」「スナエビ」「スポットプラウン」「ホッカイエビ」「ホッコクアカエビ」などがいます。
またボタンエビの寿命は8年ほどです。
ボタンエビは産まれてから4歳まではすべてがオスで、4~5年目に性転換しすべてがメスになります。

ボタンエビの生態・食性

ボタンエビは土佐湾から北海道の噴火湾に分布しており、水深200メートルから500メートルの深海に生息しています。
本種のボタンエビは日本海には生息していません。
ボタンエビは雑食で海藻から小魚までいろんなものを食べて生活しています。

また、ボタンエビの産卵は4~9月にかけてで、産卵後は半年から10ヶ月ほど抱卵し孵化するまで卵を守っています。

ボタンエビの特徴と代表産地

外見 全長は20センチ程度
体色は赤いが死ぬと黄が強くなる
朱色の斑紋がある
体に比べ頭部が大きい
濃厚なうま味がある
アミノ酸が豊富で甘味が強い
プルッとした食感がある
熱しても縮まらない
12月~4月
漁方 底曳き網
産地 鹿児島県
千葉県
静岡県
愛知県
三重県
高知県

 

 

 

 

 

ボタンエビの由来の秘密

ボタンエビは体色がボタン(牡丹)の花のように赤いため、ボタンエビ(牡丹蝦)と呼ばれた。

ボタンエビの栄養

ボタンエビにはうま味成分であるアミノ酸が豊富に含まれています。
どのような栄養があるかまとめました。

・タウリン(肝機能を高める、生活習慣病予防)
・アスタキサンチン(老化防止、疲労回復)
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・鉄分(貧血の防止)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・グリシン(肌のハリと弾力を保つ)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・アスパラギン酸(ミネラルを体内に取り込む)
・アラニン(二日酔いの改善)
・プロリン(コラーゲンの生成を促す)

ボタンエビの5つの目利きポイント!

ボタンエビにも個体差は必ずあります。
一人ひとりみんな個性があるようにボタンエビにも個性があります。
下記をご参考にわたし好みのMyボタンエビを是非見つけてください。

1.体色の赤みが強い
2.殻に透明感がある
3.頭のミソが黒くない
4.殻と身の間にすき間がない
5.抱卵している

よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。

ボタンエビのおもしろ情報

エビのことわざ

蝦で鯛を釣る(えびでたいをつる)

少ない元手で大きな利益や労力を得るということ。
略して「えびたい!」

ボタンが付く地名

・牡丹(ぼたん):東京都江東区
・牡丹園(ぼたんえん):福島県須賀川市
・牡丹平(ぼたんだいら):青森県黒石市
・牡丹平(ぼたんだいら):福島県西白河郡矢吹町
・牡丹鉾町(ぼたんぼこちょう):京都府京都市上京区
・牡丹森(ぼたんもり):青森県北津軽郡板柳町
・牡丹山(ぼたんやま):新潟県新潟市東区

エビが付く地名

・海老名市(えびなし):神奈川県
・えびの市(えびのし):宮崎県

ボタンエビのまとめ

ボタンエビはタラバエビ属のなかでも最も希少で高級なエビのため口にする機会は少ないと思いますが、うま味が強く食感もよくとても美味しいエビです。
やはりお刺身で食べるのが一番ではないでしょうか。
きのした生魚店でも大きいく新鮮なボタンエビを仕入れておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。

今日もいい一日になりますように。

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