マダコの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
「タコの足は何本あるでしょうか?」
日本人に昔から馴染みのあるタコですが「あれ、7本だっけ?8本だっけ?」と即答できない方もいるかと思います。
答えはのちほど!
タコのなかでも独特の食感とうま味があり人気のマダコ。
アミノ酸豊富でうま味が強く日本人にとても人気なのですが、マダコは漁獲量が年々すくなくなっており今ではとても高価な食材です。
普段食べているタコは実は国産マダコではなく、輸入のものかもしれません( ;∀;)
役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はマダコの秘密すべてご紹介します。
目次
マダコの基本情報
マダコの種類・寿命
マダコはタコ目無触毛亜目マダコ科マダコ属に属します。
マダコ属のなかまは「コツブイイダコ」「マツバダコ」「ワモンダコ」です。
タコの種類はとても多く世界中に200種類も存在しており、日本近海でも50種類ほど確認されています。
マダコの寿命は1~2年ととても短く、長くても2~3年ほどです。
マダコの生態・食性
マダコは温帯の海域に広く生息しており、太平洋・日本海・大西洋・地中海と世界中に分布しています。
日本では北陸より南の海域で水深40メートルほどのところで生息しており、夜になると活発に行動する夜行性です。
マダコはエビや貝などを食べて生活しています。
またマダコの産卵期は地域によりことなり、瀬戸内海では6月~9月度言われています。
マダコの特徴と代表産地
外見 | 体長60センチ程度 伸縮性がありしなやかな体 オスよりメスが大きい 頭部がツルっとしている 噴水口がある 第2・3腕がすこし長い |
味 | アミノ酸が豊富で旨味が強い 卵も美味しい 食感がいい 子も旨味があり美味しい ザ・タコの風味がする シコシコとした食感 |
旬 | 6~8月(瀬戸内) 11~12月(三陸) |
漁方 | たこつぼ(箱)漁 釣り 底曵き網 |
産地 | 兵庫県 福岡県 岡山県 広島県 |
マダコの足は何本?
「タコの足は何本あるでしょうか?」
タコの足は一般的には「8本」という回答で個人的には問題ないです。
実はタコの足は生物学的には腕としてあつかわれており、腕のように使っているのが6本、足のように使っているのが2本です。
ですがこの質問に対し、「6本が腕の役割で、2本が足の役割」と答えるとちょっと・・・
知識として知っておくと楽しいかなと思いご紹介しました。
マダコの由来の秘密
タコの由来
タコは足が多いことから「多股(たこ)」と呼ばれるようになりました。
タコを漢字で書くと「蛸」
現在ではタコは漢字で「蛸」と書きますが、本来は「海蛸子(うみだこ)」と書いていたものが省略されたものです。
本来は「蛸」はクモ(蜘蛛)を意味する漢字で、「海にひそむクモ」ということから「海蛸子」となったことが由来です。
マダコの栄養
マダコは低脂肪高タンパクでタウリンも豊富に含んでいます。
どのような栄養があるかまとめました。
・タウリン(肝機能を高める、生活習慣病予防)
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・鉄分(貧血の防止)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・グリシン(肌のハリと弾力を保つ)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
マダコの5つの目利きポイント!
マダコにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにマダコにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyマダコを是非見つけてください。
1.吸盤に吸着力がある
2.カラダの色が濃く白くない
3.身を押すと色がかわる
4.茹でタコはあずき色(国産)
5.吸盤の大きさが均一(メス)
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
マダコのさばき方
店主が生ダコをさばきました。1ステップずつ丁寧にご紹介します。
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マダコのおもしろ情報
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マダコの地方名
・タコ:全国各地
・イソダコ:山形県
・イシダコ:青森県
・ゴジラダコ:青森県
タコのことわざ
蛸の糞で頭へあがる(たこのくそであたまへあがる)
自分では得意だと思いあがっていることがらに対し、他人からはとるに足りないと見下されているという意味です。
昔タコの胴体は頭であると考えられていたことからきたことわざです。
蛸の共食い(たこのともぐい)
同類のものが害し合うようすのことです。
蛸は身を食う(たこはみをくう)
財産や資産を食い荒らすという意味。
空腹になったタコは自分の足を食べてしまうことからきたことわざです。
【番外編】タコる(たこる)
野球の試合がノーヒットで終わるようすのことです。
タコの付く地名
・潮来市(いたこし): 茨城県
・香取郡多古町(かとりぐんたこまち): 千葉県
マダコのまとめ
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マダコはタコのなかでもアミノ酸が豊富でとても美味しいです。
しかしながら国産マダコは希少性が高く高級なため、スーパーにはあまり並んでいません。
きのした生魚店では新鮮な生ダコや茹ダコを仕入れておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。
今日もいい一日になりますように。