キンメダイの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
色鮮やかな赤色に金色の瞳を持つ「キンメダイ」ですが、実は生きているときは綺麗な桜色をしています。
死後変色し、綺麗な赤色になっているのです。
キンメダイはアミノ酸豊富でとても美味しく、関東で人気のある高級魚です。
役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はキンメダイ秘密すべてご紹介します。
目次
キンメダイの基本情報
キンメダイの種類・寿命
キンメダイ目キンメダイ科キンメダイ属には「キンメダイ」「フウセンキンメ」「ナンヨウキンメ」の3種類がいます。
タイ科とは異なる種類になります。
キンメダイの寿命は15年程度と言われており、1年で15センチ、2年で20センチ、3年で25センチ、4年で30センチ、10年で38センチ程度まで成長します。
大きい個体では50センチを超えるモノもいます。
キンメダイの生態・食性
日本海側では新潟より南の海域、太平洋側では北海道釧路より南の海域に広く分布しています。
水深200~800メートルの深海に生息しており、瞳の奥にあるタペータムという反射層で光を集めて獲物を見つけています。
また、キンメダイの産卵期は夏です。
キンメダイの特徴と代表産地
外見 | 体長は40~50センチ程度 体色は赤色 前半身の体高が高い 前半身は細い 目が金色に見える 鼻孔が2つある 口は受け口 |
味 | まったくクセがない 身に程よく脂がある 上品な甘みがある 熱しても身が締まらない アラからいい出汁が出る 後味が良い |
旬 | 11月~3月 |
漁方 | 釣り 底曳き網 |
産地 | 【国内】 千葉県 静岡県 神奈川県 高知県 長崎県 鹿児島県 宮城県 【輸入】 ニュージーランド チリ ロシア アメリカ |
キンメダイの由来の秘密
キンメダイの目玉は光加減により金色に見えることから、「金目鯛」と呼ばれています。
瞳の奥にタペータムという反射層があり光を集めることができます。
キンメダイの栄養
キンメダイはアミノ酸が豊富でとても旨味の強い魚です。どのような栄養があるかまとめました。
・DHA(脳細胞の活性化や脳の発達に働きかける)
・EPA(血液をサラサラにし、中性脂肪を下げる)
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・パントテン酸(糖質、脂質の代謝を促す)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・鉄分(貧血の防止)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・グリシン(肌のハリと弾力を保つ)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
キンメダイの5つの目利きポイント!
キンメダイにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにキンメダイにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyキンメダイを是非見つけてください。
1.目に膨らみがあり澄んでいる
2.エラが鮮やかな紅色
3.カラダに艶があり色鮮やか
4.肩に厚みがあり太っている
5.腹に張りがある
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
キンメダイのさばき方
店主がキンメダイを3枚おろしからアラ割りまで、1ステップずつ丁寧にご紹介します。
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キンメダイのおもしろ情報
キンメダイの地方名
キンメダイは地域によりユニークな名前で呼ばれています。
・カゲキヨ:三重県
・アカギギ:和歌山県
・アコウダイ:新潟県
・アカギ:神奈川県
・カタジラア:沖縄県
キンメダイのまとめ
キンメダイというと煮付けを思い浮かべる方も多いかと思いますが、実はお刺身で食べても旨味が強く美味しい魚です。
鮮度の高いキンメダイの身は薄いピンク色をしておりとても綺麗です。
きのした生魚店でも新鮮なキンメダイを仕入れておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。
今日もいい一日になりますように。