アマダイの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
コチラは旧ページです。最新ページはコチラです。⇒アカアマダイ(グジ)の秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
古くからとても味が良い高級魚として扱われている「アマダイ」ですが、調理法により様々な味・食感を楽しむことができるのも魅力のひとつです。
京料理には欠かせない魚でハモと並びとても珍重されています。
役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はアマダイ秘密すべてご紹介します。
スポンサーリンク
目次
アマダイの基本情報
アマダイの種類・寿命
アマダイは「タイ」と名前が付きますが、実はタイの仲間ではありません。
アマダイはキツネアマダイ科のアマダイ族の一種で日本近海では、「シロアマダイ」「キアマダイ」「アカアマダイ」「スミツキアマダイ」「ハナアマダイ」の5種類です。
アマダイは味がとても良い魚ですが、最も味がよく高級魚として扱われているモノはシロアマダイです。
一般的にアマダイといえばアカアマダイを指し、漁獲量が最も多い種類です。
また、アマダイの寿命は9年程度と言われており、1年で15センチ、2年で20センチ、3年で25センチ、4年で30センチ程度まで成長します。大きいものは60センチ程度になります。
市場に出回っている大きさは0~50センチのものが多いです。
アマダイの生態・食性
アマダイは日本海側では青森県より南、太平洋側では千葉県より南の、水深20~150メートルの砂泥底に生息しています。
砂泥底に巣穴を作り、エビやカニなどを食べて生活しています。巣穴は単独で作っていますが集団で一帯に固まっており、縄張りを形成します。
また、アマダイの産卵期は秋から冬にかけてです。
アマダイの特徴と代表産地
スポンサーリンク
外見 | 体長は50センチ程度 カラダは側扁している おでこから口までまっすぐ 体色は全体的にピンク色 腹は白色 目の周りに三角形の白い帯がある カラダに赤色の不連続の横縞がある 尾ビレの上部はピンク地に黄色い筋がある 尾ビレの下部は青みがかった色 メスよりオスのほうが大きい |
味 | 上品な甘さ くせのない白身 柔らかい身質 水っぽさがある 皮目は焼くと甘い香りがする |
旬 | 8月~10月 |
漁方 | 釣り 底曳網 |
産地 | 山口県 島根県 長崎県 福井県 福岡県 |
アマダイの由来の秘密
アマダイの由来2選
アマダイの由来は諸説ありますがその中から2つご紹介します。
あなたはどちらの由来が濃厚だと思いますか?
1つ目。アマダイは身に甘みがあることから、「甘鯛(アマダイ)」と呼ばれた。
2つ目。アマダイの頭部は丸く横顔が頬被をした尼僧に似ていることから、「尼鯛(あまだい)」と呼ばれた。
アマダイの栄養
アマダイは甘みと旨味のバランスがいい白身魚です。どのような栄養があるかまとめました。
・DHA(脳細胞の活性化や脳の発達に働きかける)
・EPA(血液をサラサラにし、中性脂肪を下げる)
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・鉄分(貧血の防止)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・グリシン(肌のハリと弾力を保つ)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
アマダイの5つの目利きポイント!
アマダイにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにアマダイにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyアマダイを是非見つけてください。
1.エラが鮮やかな紅色
2.カラダが大きいもの
3.カラダの色艶が良く光沢がある
4.身に張りがある
5.目に膨らみがあり澄んでいる
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
アマダイのさばき方
店主がアマダイの3枚おろしからお刺身・松笠揚げ用まで、1ステップずつ丁寧にご紹介します。
最新情報の受信はコチラから。⇒おさかな娘チャンネル登録
アマダイのおもしろ情報
スポンサーリンク
アマダイの地方名
アマダイは地域によりユニークな名前で呼ばれています。
・ゲチダイ:富山県
・クジダイ:石川県
・ナゲソコ:和歌山県
・オキツダイ:静岡県
・オオタロウ:京都府
・グジ:京都府
・ナベクサラシ:兵庫県
・バトウ:山口県
・コビル:島根県
・コズナ:愛媛県
・グズナ:徳島県
・キンクズナ:長崎県
・アカクツナ:鹿児島県
アマダイのまとめ
アマダイにはアミノ酸が豊富に含まれているため上品な甘みと旨味を感じることができます。
刺身・松笠揚げ・お吸い物など様々な料理で楽しむことができ、味・食感も調理法により異なります。
アマダイは高級魚ですが特別な日に食べていただきたい魚です。
きのした生魚店では新鮮なアマダイを仕入れておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。
今日もいい一日になりますように。