ヨロイイタチウオの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
広島でお馴染みのメンタイというお魚をご存知でしょうか。
白身魚のフライで親しまれているメンタイですが、実はコレは広島弁なのです・・正式名称は「ヨロイイタチウオ」と言います。
なぜ「メンタイ」と呼ばれるようになったのかは定かではありませんが、とにかく子供に大人気のお魚です。
ヨロイイタチウオがどんなカタチでどんな顔をしているのかはご存知ない方も多いような気がします。
そこで、今日はヨロイイタチウオの秘密すべてご紹介します。
目次
ヨロイイタチウオの基本情報
ヨロイイタチウオの生態と食性
ヨロイイタチウオは体長70センチ程度の大型の魚です。
ヨロイイタチウオは西太平洋からオーストラリア沿岸の暖かい海に分布しています。
水深200~350メートルの砂地に生息しており、小魚やエビ・イカなどを食べて生活しています。
ヨロイイタチウオの特徴と代表産地
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外見 | アゴに2本ずつ髭のような筋がある エラ蓋に硬いトゲがある カラダが細長い ずんぐりと丸みを帯びた頭 背ビレ・尻ビレが尾ビレと一体化している タラのようなまだら模様がある 腹は銀白色 |
味 | 上品な味わいの白身魚 熱してもふっくら柔らかい 淡泊でイヤミのない味わい 旨味に少し欠ける |
旬 | 12月~3月 |
漁方 | 釣り(高級) 底引き網(安価・練り物用) |
産地 | 島根県、鳥取県、和歌山県 |
ヨロイイタチウオの由来の秘密
ヨロイイタチウオは漢字で書くと「鎧鼬魚」です。
カラダが金属のような色合いをしており、西洋の鎧(ヨロイ)に似ていることから、ヨロイイタチウオと呼ばれるようになりました。
ヨロイイタチウオの顎には2本ずつ髭のような腹ビレが伸びています。そのため、東京では「ヒゲダラ」と呼ばれています。
ヨロイイタチウオの栄養
高タンパク低脂質のヨロイイタチウオですが、栄養価は下記です。
- タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
- ナトリウム(体内の水分調整)
ぅ~ん、魚の中では少し栄養価に欠けますが、食べるとやみつきになります!
ヨロイイタチウオの5つの目利きポイント!
ヨロイイタチウオにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにヨロイイタチウオにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyヨロイイタチウオを是非見つけてください。
1.身に張りがある
2.体が赤く鮮やか
3.エラが鮮やかな紅色
4.からだが丸く大きい
5.目が澄んでいる
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
ヨロイイタチウオのさばき方
店主がフライ用に3枚おろし~皮をすくところまで、1ステップずつ丁寧に解説します。
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ヨロイイタチウオの地方名
ヨロイイタチウオといいう正式名称で呼ばれていることは少なく、全国各地で様々な呼び名で呼ばれています。
・東京都:ヒゲダラ
・石川県:シゲダラ
・富山県:ナンダ
・広島県:メンタイ
・徳島県:シロナマズ(ナマズ)
・愛媛県:ホウカイボウ
ヨロイイタチウオのまとめ
ヨロイイタチウオはふっくらとした柔らかい身が特徴でとっても美味しいお魚です。
特に生のヨロイイタチウオでフライをすると、美味しさに驚かれるお客様がたくさんいらっしゃいます。
1尾丸々購入できるお店は東広島市ではきっときのした生魚店だけかと思います。
スーパーではよく「フィレ」と明記されており中国産が多いかと思います。きのした生魚店で取り扱っているヨロイイタチウオは国産の釣りのヨロイイタチウオです。少し高級魚ですが、食べていただけると満足していただく自信があります。
また、なんとも言えないうおづらの深海魚ですので、気になる方は是非ご来店ください。(購入されなくても大丈夫です・・)
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。興味のある方はぜひお問い合わせください。
今日もいい一日になりますように。
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