アカマンボウ(マンダイ)の秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
丸くて大きくてかわいい姿カタチの「アカマンボウ」。
アカマンボウはマンボウと名前が付きますが、マンボウとはまったく異なる種類の魚です。
では何に近い魚かというと、「リュウグウノツカイ」です。
姿カタチは異なりますが、近縁種だそうです。
アカマンボウはマグロ漁で多く漁獲されるため、マグロ漁が有名な地域ではとても一般的な魚です。
基礎知識からおもしろ雑学まで、今日はアカマンボウの秘密すべてご紹介します。
目次
アカマンボウ(マンダイ)の基本情報
アカマンボウ(マンダイ)の種類・寿命
アカマンボウは顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区新骨亜区正新骨下区アカマンボウ上目アカマンボウ目アカマンボウ科アカマンボウ属に属します。
アカマンボウ目のなかまには「リュウグウノツカイ」などがいます。
また、赤マンボウの寿命は20年ほどと言われていますが、はっきりとは解明されていません。
アカマンボウ(マンダイ)の生態・食性
アカマンボウは全世界の暖かい海に広く分布しており、日本近海では北海道より南の外洋に生息しています。
アカマンボウは海の表層を遊泳しながら、クラゲなどを食べて生活しています。
また、アカマンボウの産卵期は夏から秋にかけてです。
アカマンボウ(マンダイ)の特徴と代表産地
外見 | 体長は2メートル程度 体重は240キロ程度 体形は楕円形 体高が高い 背は赤みがかった灰色 腹は銀白色 カラダが左右に平たい カラダ全体に白い斑紋がある ヒレが赤い 背ビレ・腹ビレ・胸ビレが長い |
味 | イヤミのない味わい 脂ノリがほどよい さっぱりとした味わい 味わい深い 少し筋が多い |
旬 | 6月~8月 |
漁方 | 延縄漁 |
産地 | 沖縄県 宮城県 神奈川県 和歌山県 高知県 |
アカマンボウ(マンダイ)の由来の秘密
アカマンボウ(マンダイ)の由来
アカマンボウはマンボウに姿カタチが似ており、体色が赤いことから「アカマンボウ」と呼ばれた。
マンボウは姿カタチが楕円形で丸いことから、「マンボウ」となりました。
「マンボウ」の「マン」は「丸い」、「ボウ」は「魚」を意味しています。
アカマンボウ(マンダイ)を漢字で書くと「赤翻車魚」
マンボウを漢字で書くと「赤翻車魚」です。
「翻車」は中国で「水車」を意味しています。
「翻車(水車)」のような魚ということから、「翻車魚(マンボウ)」と書きます。
また、アカマンボウはマンボウに姿カタチが似ており、体色が赤いことから「赤翻車魚(アカマンボウ)」と書きます。
アカマンボウ(マンダイ)を英語で書くと「Opah」
アカマンボウを英語で書くと「Opah」です。
「Opah」は、ハワイ語で「アカマンボウ」という意味です。
ハワイではとてもポピュラーな魚です。
アカマンボウ(マンダイ)の栄養
アカマンボウはタンパク質を多く含んだ食材です。
どのような栄養があるかまとめました。
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・鉄分(貧血の防止)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・グリシン(肌のハリと弾力を保つ)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
・アスパラギン酸(ミネラルを体内に取り込む)
・アラニン(二日酔いの改善)
・プロリン(コラーゲンの生成を促す)
アカマンボウ(マンダイ)の5つの目利きポイント!
アカマンボウにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるように アカマンボウにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMy アカマンボウを是非見つけてください。
1.身は透明感がある
2.身が赤みがかっている
3.筋が少ない
4.腹身
5.身が黒ずんでいない
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
アカマンボウ(マンダイ)のおもしろ情報
アカマンボウ(マンダイ)の地方名
アカマンボウ(マンダイ)は地域によりユニークな名前で呼ばれています。
・アカマンブ:長崎県
・イソダイ:三重県
・イソマナガツオ:和歌山県
・カナカブト:和歌山県
・キンタイ:青森県、宮城県
・ヒャクマンダイ:三重県、和歌山県
・マンタイ:沖縄県
・マンダイ:三重県、和歌山県
・マンデン:和歌山県
・マンボウ:青森県
・モンダイ:富山県
アカマンボウ(マンダイ)の付く地名
マンボウの付く地名
・高城町穂満坊(たかじょうちょうほまんぼう):宮崎県都城市
・保原町六万坊(ほばらまちろくまんぼう):福島県伊達市
アカマンボウ(マンダイ)のまとめ
アカマンボウは解体前の姿を見かけることは少ないですが、スーパーなどにもよく置かれており比較的安く一般的な魚です。
アカマンボウはあっさりとした味わいで刺身でも人気があります。
背身は少し筋が気になりますが、腹身は筋も少なくとても美味しい魚です。
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。
今日もいい一日になりますように。