クロザコエビ(モサエビ)の秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
シャコのような姿のエビ、「クロザコエビ」をご紹介します。
クロザコエビと聞いてもどんなエビかわからない方も多いと思いますが、鳥取県で有名なエビで「モサエビ」と呼ばれています。
エビからイメージする鮮やかな朱色のエビではないですが、甘みがありとても美味しいエビです。
基礎知識からおもしろ雑学まで、今日はクロザコエビの秘密すべてご紹介します。
目次
クロザコエビ(モサエビ)の基本情報
クロザコエビ(モサエビ)の種類・寿命
クロザコエビは節足動物門甲殻亜門軟甲綱(エビ綱)真軟甲亜綱エビ上目十脚目抱卵亜目コエビ下目エビジャコ上科エビジャコ科クロザコエビ属に属します。
クロザコエビ属のなかまには、「トゲザコエビ」「ヒメクロザコエビ」などがいます。
クロザコエビの寿命は11年程度で、一生で3度ほど産卵します。
クロザコエビ(モサエビ)の生態・食性
クロザコエビは水深300メートルより浅い海域の日本海側に生息しています。
島根県から北海道見ることができます。
クロザコエビは小さな魚や甲殻類、プランクトンなどを食べて生活しています。
クロザコエビの産卵期は春から夏にかけてで、数百個から千個以上の卵を産みます。
クロザコエビ(モサエビ)の特徴と代表産地
外見 | 全長は13センチ程度 体重は20グラム程度 体色は透明でやや黒い 頭部はカニに似ている |
味 | 甘みが強い うま味が豊富 エビらしい風味がある 熱することでうま味が強まる |
旬 | 9月~5月 |
漁方 | 底曳き網 |
産地 | 鳥取県 石川県 兵庫県 京都府 富山県 新潟県 山形県 |
クロザコエビ(モサエビ)の由来の秘密
クロザコエビ(モサエビ)の由来
クロザコエビは成長するにつれ体色が黒くなります。
またカニのような姿カタチを持つことから「ザコ(蟹)」と呼ばれ、「クロザコエビ」となりました。
クロザコエビ(モサエビ)を漢字で書くと「黒雑魚蝦」
黒いエビジャコ科のエビという意味です。
雑魚にはざったな、お金にならないという意味がありますが、実際はクロザコエビ高級なエビです。
クロザコエビ(モサエビ)の栄養
クロザコエビ(モサエビ)は、美味しいだけでなく栄養価も高い食材です。
特にタウリンを豊富に含んでいます。
・タウリン(肝機能を高める、生活習慣病予防)
・アスタキサンチン(老化防止、疲労回復)
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・鉄分(貧血の防止)
・セレン(高い抗酸化作用)
クロザコエビには、健康に役立つ栄養素が豊富に含まれています。
バランスの良い食事に取り入れることで、身体の健康や機能の維持に役立つでしょう。
クロザコエビ(モサエビ)の5つの目利きポイント!
クロザコエビにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにクロザコエビにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyクロザコエビを是非見つけてください。
1.殻の赤みが強い
2.殻が透き通っている
3.ほのかに磯の香りがする
4.足が動く
5.殻に艶がある
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
クロザコエビ(モサエビ)のおもしろ情報
クロザコエビ(モサエビ)の地方名
クロザコエビ(モサエビ)は地域によりユニークな名前で呼ばれています。
・ガサエビ:山形県、福井県
・ガスエビ:石川県
・ザコエビ:福井県
・シロエビ:京都府、兵庫県
・シロガスエビ:石川県
・ツチエビ:京都府
・ドロエビ:京都府、兵庫県、鳥取県、島根県
・ホンモサ:鳥取県
・モサエビ:兵庫県、鳥取県
クロザコエビ(モサエビ)のまとめ
クロザコエビは、ユニークな姿カタチが特徴のエビで食べるとても美味しいです。
クロザコエビは甘みとうま味が豊かでエビらしい風味があり、刺身はもちろん天ぷらや塩焼きでも美味しくいただけます。
きのした生魚店でも新鮮なクロザコエビを仕入れておりますので、ぜひお問合せください。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。
今日もいい一日になりますように。