ニッコウイワナ(イワナ)の秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
美しい模様が特徴的な淡水魚、ニッコウイワナ(イワナ)についての秘密を解説します。
ニッコウイワナは、日本全国に分布する魚の一種で、食用や釣りの対象としても特に人気があります。
しかし、その生態や驚くべき特徴についてはあまり知られていません。
基礎知識からおもしろ雑学まで、今日はニッコウイワナの秘密すべてご紹介します。
目次
ニッコウイワナ(イワナ)の基本情報
ニッコウイワナ(イワナ)の種類・寿命
ニッコウイワナは、サケ科に属するイワナ属の魚の一種です。
イワナ属には、オショロコマやヤマメなどがいます。
また、ニッコウイワナはブラウントラウトと交配することで「ヒメマス」と呼ばれる魚種を生み出します。
ニッコウイワナとヒメマスは、外見が似ており見分けるのはとても難しいです。
ニッコウイワナの寿命は、環境や生育地により異なりますが、一般的には5~6年程度と言われています。
ただし、適切な環境で育成された個体は、10年以上も生きることができるとされています。
また、釣りで捕まえた個体は、飼育されることで長生きすることがあります。
ニッコウイワナの稚魚は、孵化してから約1年で体長10cm前後に成長します。
約3年で体長30cm程度にまで成長します。成魚になると、体長は最大で50cmを超えることがあります。
ニッコウイワナ(イワナ)の生態・食性
ニッコウイワナは、日本を代表する淡水魚の一つで、主に川や湖などの清流域に生息しています。
冷たく清らかな水を好み、寒冷な環境下でも生息できるため、山間部の渓流に多く生息しています。
また、川や湖の中で泳ぎ回る様子は、とても評判です。
ニッコウイワナの食性は、肉食性でエビや小魚、昆虫、甲殻類などを捕食します。
また、藻や水草などの植物性のものも食べることがあります。
ニッコウイワナ(イワナ)の特徴と代表産地
外見 | 全長は一般的には30cm程度 青緑色の背中と銀色の腹部 体側には黒い斑点がある 体型は細長く卵形 小さく丸いウロコを持つ ヒレはやや赤みを帯びている |
味 | 淡白な味わい 柔らかい身質 甘味がある 鮮度がよければ臭みがない |
旬 | 11月~2月 |
漁方 | 釣り 養殖 |
産地 | 北海道 岩手県 福島県 長野県 |
ニッコウイワナ(イワナ)の由来の秘密
ニッコウイワナ(イワナ)の由来
「イワナ」は、岩の間に生息していることからイワナと呼ばれた。
また、「ニッコウ」とは、北陸地方を指す言葉であり、イワナが北陸地方に分布していることから、この名前が付いた。
他にもイワナが昔から食用として重要視されていたことから、「ニコニコ食べる」という言葉から「ニッコウイワナ」と呼ばれるようになったという説もあります。
ニッコウイワナ(イワナ)を漢字で書くと「日光岩名」
「イワナ」という漢字は、「岩魚」と書きます。
その名の通り、岩の間に生息している魚であることから、この漢字が使われるようになったとされています。
また、「岩魚」という漢字は、平安時代の文献にも登場しており、古くからこの名前が使われていたことが分かっています。
ニッコウイワナ(イワナ)を英語で書くと「Char」
「イワナ」は英語で「Char」と呼ばれます。
この名前は、古代ケルト語で「石のように堅いもの」という意味がある言葉「carros」に由来するとされています。
また、北米に分布する「ブルックトラウト」という魚と似た特徴を持っていることから、英語では「Brook Trout」とも呼ばれるようになりました。
ニッコウイワナ(イワナ)の栄養
ニッコウイワナ(イワナ)は、以下のような栄養素が含まれています。
・タンパク質:筋肉や臓器を作り、免疫力の維持や代謝の促進にも効果
・EPAやDHA:心臓病や脳卒中などの予防に効果
・ビタミンD:カルシウムやリンの吸収を助ける
・ビタミンB群:エネルギー代謝や神経系の正常な働きに効果
・ビタミンE:抗酸化作用があり、細胞の老化防止に効果
・ミネラル:骨や歯、血液や筋肉を作る
このように、ニッコウイワナ(イワナ)は、筋肉や骨、血液や神経系の健康維持に役立ちます。
また、不飽和脂肪酸やビタミンEの抗酸化作用により、動脈硬化やガンなどの疾患予防にも効果があるとされています。
ニッコウイワナ(イワナ)の5つの目利きポイント!
ニッコウイワナにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにニッコウイワナにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyニッコウイワナを是非見つけてください。
1.目の輝き:新鮮なイワナは目が澄んで輝いています。
2.体のつや:イワナの表面につやがあるものは新鮮です。
3.におい:イワナは鮮度が落ちると、臭いがきつくなります。
4.皮の色:イワナの皮の色は、新鮮なものは鮮やかす。
5.目の周りの赤み:イワナの目の周りが赤いと新鮮です。
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
ニッコウイワナ(イワナ)のおもしろ情報
ニッコウイワナ(イワナ)の地方名
ニッコウイワナ(イワナ)は地域によりユニークな名前で呼ばれています。
・イトウ:北海道(釧路地方、十勝地方)
・シラウオ:青森県
・オショロコマ:北海道、東北地方
・イトウマス:北海道(留萌地方)
・ムナカタ:秋田県、岩手県、山形県
・クナナマス:岩手県
・キンブナ:滋賀県、京都府、奈良県
・ウグイ:愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、鳥取県、島根県、山口県
ニッコウイワナ(イワナ)の付く地名
岩魚町:青森県
岩魚市:秋田県
岩魚郡:秋田県、山形県
岩魚山:山形県
岩魚川:長野県
岩魚渓谷:静岡県、愛知県、三重県
岩魚山(いわなやま):広島県
岩魚山(いわなさん):香川県
岩魚の滝:島根県
ニッコウイワナ(イワナ)のまとめ
ニッコウイワナ(イワナ)は、淡水魚の中でもとても美味しい魚です。
特に寒い地域で育つものは脂がのっており、美味しいとされています。
また、身が柔らかくてふんわりしているのが特徴です。
ニッコウイワナは脂がのっているため、刺身や塩焼き、煮付けなど様々な調理法で食べられます。
さらに、ビタミンDや不飽和脂肪酸などの栄養素が豊富に含まれているため、健康にもとっても良いです。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。
今日もいい一日になりますように。