タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）の秘密すべてご紹介！基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説

おはようございます。

養殖サーモンのなかでもっとも高級な「タイセイヨウサケ」。
ノルウェーをはじめ北大西洋で多く養殖されており、脂ノリがよくうま味が強くとても美味しい魚です。

近年養殖技術が発展しタイセイヨウサケをベースに遺伝子組み換えした、「フランケン・フィッシュ」という新種も開発されています。
通常のタイセイヨウサケの２倍の速度で成長します。
動物の遺伝子組み換えについて懸念を持たれる方は、避けたほうがいいかもしれません。

役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はタイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）の秘密すべてご紹介します。

1 タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）の基本情報
2 タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）の由来の秘密
3 タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）の栄養
4 タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）の５つの目利きポイント！
5 サケのさばき方
6 タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）のおもしろ情報
- 6.1 タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）が付く地名
7 タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）のまとめ

タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）の基本情報

タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）の種類・寿命

タイセイヨウサケは顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区真骨亜区正真骨下区原棘鰭上目サケ目サケ科タイセイヨウサケ属に属します。
タイセイヨウサケ属のなかまには、「ブラウントラウト」がいます。
またタイセイヨウサケの寿命は１０年ほどと言われています。

タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）の生態・食性

タイセイヨウサケは北大西洋沿岸の温帯域から北極海域に分布しています。
タイセイヨウサケは日本のサケと同様、川で生まれ海に下り再び川に遡上します。
川で１～６年ほど虫などを食べながら生活し、その後海で１～４年ほど小魚やエビなどを食べながら生活します。

また、タイセイヨウサケの産卵期は秋です。
一般的なサケ類は産卵後死んでしまいますが、タイセイヨウサケは生き残る個体もおり７回も産卵を繰り返す強者もいます。

タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）の特徴と代表産地

外見	全長１．５メートル程度体形は紡錘形体色は背が黒く腹が銀白色カラダ全体に黒い斑紋がある頭部が小さい身は赤みが強いサーモンピンク脂鰭がある肥満気味で体高があるほとんどが養殖
味	うま味がある甘みが強い脂ノリがいい身質が柔らかいハラミは大トロ並みの脂とろける食感皮が硬い熱しても身が柔らかい
旬	通年
漁方	養殖
産地	ノルウェーイギリスチリカナダ

タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）の由来の秘密

サケの由来

産卵のときに腹が裂けることから鮭(サケ)といわれています。

サケは漢字で「鮭」

漢字で書くと鮭。諸説ありますが元来鮭は魚ヘンに生で鮏(サケ)と書き、鮭が生臭いことに由来します。
しかし鮏ではイメージが悪いため鮏に似ている鮭に変更したと言われています。

タイセイヨウサケの由来

タイセイヨウサケは北大西洋に多く生息していることが由来です。

タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）の栄養

タイセイヨウサケ（アトランティックサーモン）にはアスタキサンチンがとても豊富に含まれています。
どのような栄養があるかまとめました。

・アスタキサンチン(老化防止、疲労回復)
・DHA(脳細胞の活性化や脳の発達に働きかける)
・EPA(血液をサラサラにし、中性脂肪を下げる)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・カリウム(細胞内の浸透圧を調整、むくみ防止)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・鉄分(貧血の防止)