クルマエビ(車海老)の七不思議。わかりやすく全て解説!
目次
クルマエビ(車海老)の七不思議!
おはようございます。
日本人が大好きなエビ。
そのなかでも最高峰と言っても過言ではない「クルマエビ」。
クルマエビはうま味成分を豊富に含んでいるため、味が別格なのです。
クルマエビは常に高値で取引されており、その8割は養殖のクルマエビなのです。
今日はクルマエビの「七不思議」をとってもわかりやすくご紹介します。
クルマエビ(車海老)の脱皮
エビのなかまは脱皮しながら成長するというイメージがあると思います。
人間はカラダの中に骨を持っている内骨格(ないこっかく)に対し、エビなどの甲殻類はカラダの外に骨格を持っている外骨格(がいこっかく)です。
そのため大きくなるために脱皮をする必要があります。
この脱皮ですが、殻だけむけていると思っている方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
実は殻と一緒に胃袋や腸の表層も一緒にむけています。
クルマエビの抜け殻を見る機会がありましたらよ~く眺めてみてください。
クルマエビ(車海老)は臆病者
クルマエビは夜行性でとても臆病な生き物です。
成体のクルマエビは日中は砂の中に浅く潜りじっとしています。
そして夜になるとエサを求め泳ぎます。
また、クルマエビは雑食で海藻やゴカイ・貝などを食べて生活しています。
ちなみにですが、稚エビのころは夜行性ではなく日中も泳ぎ回っています。
クルマエビ(車海老)の後ろ泳ぎ
クルマエビの泳いでる姿を見たことはありますか?
クルマエビは後ろ向き泳ぎが得意な生き物で、身の危険を感じた際には後ろ向きに泳ぎます。
カラダを曲げて後ろ向きにぴょんぴょんと泳い勢いよく泳ぎます。
リラックスしているときは腹肢(ふくし)と呼ばれるおなかのヒラヒラを動かしながら、前に向かって泳ぎます。
クルマエビ(車海老)は何色?
クルマエビは何色でしょうか?
黒と回答する方もいれば、赤と回答する方もいらっしゃるかと思います。
実は、どちらも正解です!
活きたクルマエビは黒っぽい色をしており、その名の由来の通り車輪のような色をしています。
しかし、クルマエビを熱すると、一変し綺麗な赤色になります。
その理由はクルマエビが持っている「アスタキサンチン」の影響です。
アスタキサンチンは赤い色素を含んでいますが、生きているときはアスタキサンチンとタンパク質が結びつき青っぽい色になっています。
クルマエビ(車海老)はエビ類最高!
クルマエビはエビのなかでも別格に美味しいです。
その理由はうま味成分であるアミノ酸の含有量がエビ類1位だからです。
特に甘味成分である「グリシン」を豊富に含んでいます。
また、クルマエビがもっとも美味しくなるのは冬の12月から2月ころです。
クルマエビ(車海老)とおが屑
活きたクルマエビがおが屑のなかに入っているのを見かけたことがあるかもしれません。
おが屑とは木材からできた木くずのことです。
一般的にクルマエビは生きた状態で市場に出回っています。
クルマエビの生命力は強く、海水がない状態でもエラに蓄えている海水で数日間活きることができます。
エラに蓄えている海水の蒸発を防ぐため、箱詰めする際はおが屑と一緒に入れます。
また、クルマエビを出荷する際の適温は8℃~15℃です。
それ以下になるとクルマエビが死んでしまうので注意が必要です。
クルマエビ(車海老)は出世エビ
実はクルマエビは成長により名前が変わる出世魚ならぬ出世エビです。
下記のように名前が変化していきます。
・~10センチ⇒サイマキエビ(細巻海老)
・10~15センチ⇒マキエビ(巻海老)
・15センチ~⇒クルマエビ(車海老)
ということで15センチ以上のものクルマエビと呼びます。
クルマエビ(車海老)のさばき方
店主がクルマエビ(車海老)を刺身と天ぷら用にさばきます。
1ステップずつ丁寧にご紹介します。
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クルマエビ(車海老)の七不思議のまとめ
クルマエビは刺身で食べても、熱して食べてもとても美味しいエビです。
食感を楽しむなら刺身で、旨味を堪能したいなら火を通して食べることをおすすめします。
個人的にはクルマエビは刺身で食べるほうが好きです。
クルマエビの目利きに関してはコチラをご確認ください。⇒車エビの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
クルマエビについて、もっと知ってもらいたいと思いご紹介しました。
きのした生魚店では活きたクルマエビを仕入れておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。