アジ(鯵)の七不思議。わかりやすく全て解説!
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アジ(鯵)の七不思議!
おはようございます。
日本一お馴染みの魚と言っても過言ではない魚「アジ」。
アジは古くから日本人にうまくて安いと、親しまれてきました。
また、青魚を代表するアジはカラダにもとってもいい魚として知られています。
今日はアジの「七不思議」をとってもわかりやすくご紹介します。
アジ(鯵)は白身魚?赤身魚?
みなさん「アジは白身魚?赤身魚?」と聞かれてすぐに答えられるでしょうか。
結論から言うと、アジは赤身魚に属します。
しかし厳密にいうと完全な赤身魚ではなく、青魚というほうが一般的です。
ちなみに、青魚とは背が青い魚の総称です。
赤身魚と白身魚は色素タンパク質である「ヘモグロビン・ミオグロビン」の量で決まります。
この含有量が100グラムあたり10ミリグラム以上の場合を「赤身魚」、10ミリグラム以下を「白身魚」と分類します。
赤身魚は常に泳ぎ続ける回遊魚でたくさんの酸素を必要とします。
そのため、たくさんの酸素を必要とするため、酸素を運ぶ役割がある色素タンパク質が多くなります。
この色素タンパク質の影響により、赤身魚の身は赤くなります。
反対に白身魚は海底にじっとしておりあまり泳がない魚で瞬発的に素早く泳ぐのが得意な魚です。
白身魚は多くの酸素を必要としないため色素タンパク質が少なく、身は白いです。
さてアジの身を眺めていると、ややピンクがかっているが赤くも白くもないような。
アジの色素タンパク質の含有量は100グラムあたり10ミリグラム以上のため一応赤身魚となります。
しかし赤身魚の代表であるマグロやカツオと比較すると、色素タンパク質の含有量が少なすぎるため身が赤くなっていません。
アジ(鯵)は光にこだわる
アジは光に向かって泳ぐ習性「走光性」を持っています。
この光に集まる習性を利用し、漁なども行われています。
さてこの光についてですが、どんな光でもいいわけではありません。
アジは光に強いこだわりを持っています。
光が強いほうが目立つのでたくさん集まってきそうな気がしますが、アジは強い光を嫌います。
強すぎず弱すぎず適度な光を好むため、釣りや漁をする際は光を工夫する必要がありそうです。
アジ(鯵)の年齢確認
アジの年齢は耳石で確認できます。
魚の耳石には毎日一本ずつ線が刻まれていき、木の年輪のような輪紋(りんもん)とよばれるリング状の模様ができます。
この輪紋を数えることで、年齢を確認することができます。
また耳石の大きさは魚が成長するにつれて大きくなっていきますが、魚の大きさには比例しません。
アジの耳石の大きさもマグロの耳石の大きさも、成魚であれば5ミリほどです。
アジを食べた後に耳石を探し、虫メガネで年齢を確認してみるとおもしろそうですね。
アジ(鯵)は寒いのが苦手
世界中に生息しているイメージのアジですが、寒い地域では見かけることがありません。
アジは暖かい海で産卵し孵化します。
その後潮の流れにのりながら北上していき、冬が近くなると再び南下する回遊魚です。
また、アジは敵から身を守るため大きな群れをつくって移動します。
アジ(鯵)の稚魚はかくれんぼが上手
アジの稚魚は小さく弱いため敵に狙われやすいです。
じぶんの身を守るため、海藻やクラゲのなかに身を隠しながら成長していきます。
体長5センチほどまで成長すると、群れをつくり回遊するようになります。
こうやってアジは自らの命を守って大きくなっていくのです。
アジ(鯵)の干物は栄養満点
アジは栄養価が高いにもかかわらず低カロリーのため、ダイエッターにはとても嬉しい食材です。
アジにはタンパク質・DHAやEPA・ビタミンやミネラルなどが豊富に含まれています。
また、アジを干物にすることでうま味と栄養価が2倍以上に増えると言われています。
どうせ焼き魚にするなら生魚より干物の方がカラダによさそうです。
人間より大きいアジ(鯵)がいる!?
アジと言えばマアジをイメージするかたも多いかと思います。
マアジの大きさは20~30センチほどです。
アジ科のなかまは世界中に150種類ほど存在しており、姿カタチや大きさも様々です。
アジの仲間のなかでもっとも大きい種は「ロウニンアジ」です。
ロウニンアジの成魚は体長180センチ、体重50キロを超えています。
ロウニンアジは釣り人から特に人気の魚で、憧れの存在です。
日本では沖縄県で釣ることができます。
アジ(鯵)のさばき方
店主がアジ(鯵)の刺身を造ります。
1ステップずつ丁寧にご紹介します。
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アジ(鯵)の七不思議のまとめ
アジは昔からとても親しみのある魚で、お刺身でも煮ても焼いても漬けてもとても美味しい魚です。
また比較的安く価格も安定しているため、食卓に取り入れやすいです。
アジの目利きに関してはコチラをご確認ください。⇒マアジの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
日本でとってもお馴染みのアジについて、もっと知ってもらいたいと思いご紹介しました。
きのした生魚店では新鮮なアジを仕入れておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
今日もいい日になりますように。