ホタテガイの七不思議。わかりやすく全て解説!
目次
ホタテガイの七不思議!
バーベキューなどでもとてもお馴染みのホタテガイ。
ホタテガイの醍醐味はなんといっても貝柱です。
お刺身で食べると柔らかく、火を通すと噛み応えがありとても魅力的な貝のひとつです。
今日はホタテガイの「七不思議」をとってもわかりやすくご紹介します。
ホタテガイはすべてオス
生後1年程度までのホタテガイはすべてオスです。
生後2年目からオスの半分はメスに性転換していきます。
また、ホタテガイのオスとメスはむき身の状態では区別することができます。
生殖巣がベージュ色がオスでオレンジ色がメスです。
ホタテガイは地球外生命体!?
ホタテガイは二枚貝です。
二枚貝は基本的に目や触角を持っていないことが多いですが、ホタテガイにはたくさんの目が付いています。
しかも個体差はありますが平均して80個もの目が付いています。
ヒモ(外套膜)に直径1ミリほどの青黒い点々がありそれがすべて目なのです。
ホタテガイの目の数は個体により異なり、多い場合は200個も付いているそうです。
また、ホタテガイの目はとても高性能です。
NASAの高性能望遠鏡「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」と同じシステムの水晶体をもっており、光を鏡のように反射させ網膜(もうまく)に映し出しています。
あまりイメージができませんが、とにかく高性能な目が80個も付いているということです。
しかし残念ながらホタテガイの目はカラーではなく白黒です( ;∀;)
ホタテガイはスイマー
ホタテガイは海底10メートルほどの海底で生活をしていますが、ほかの貝とはことなり砂の中に潜んでいることはありません。
ホタテガイは泳ぎがとても得意な二枚貝なのです。
ホタテガイが泳ぐスピードは、魚と比較しても劣らないほどのスピードです。
ホタテガイの泳ぎ方はとても可愛いです。
二枚の貝殻をパカパカして泳ぎます。
ホタテガイは遊牧民
ホタテガイは遊牧民と同じように、生息する環境を移動する生き物です。
泳ぎが得意なホタテガイは、住みやすい環境を見つけ移住しながら一生をすごします。
住みにくい環境と感じると、得意の泳ぎで移動し新しい住処を見つけます。
ホタテガイの貝柱は筋肉
ホタテガイはとても泳ぎがうまく早く泳ぐことができます。
ホタテガイは貝殻をパカパカと開きながら泳ぐのですが、貝柱を使って貝殻を動かしているのです。
そのためホタテガイの貝柱はとても大きく筋肉質なのです。
その結果、カラダのほとんどが貝柱になってしまいました。
ホタテガイは暑さに弱い
ホタテガイは北海道というイメージはないでしょうか。
その理由はホタテガイが冷たい水を好むからです。
ホタテガイが生息している地域は、北限がロシアのカムチャッカ半島で南限が太平洋側が千葉県沿岸で日本海側が能登半島沿岸までです。
ホタテガイは水温が22度を超えると生きていくことができない貝なのです。
ホタテガイの貝毒
ホタテガイを食べる際には注意する必要があるのが「貝毒」です。
ホタテガイの貝毒は3月から10月に発生します。
この期間はウロと呼ばれている黒い部分は食べないように気をつけましょう。
ホタテガイは植物プランクトンを食べて生活しています。
有毒な植物プランクトンを食べたホタテガイのウロには有毒物質が蓄積されていくのです。
逆に言うと貝毒の時期でも、ウロ以外の部分は食べることができます。
ホタテガイの七不思議のまとめ
筋肉質でとても大きい貝柱が特徴のホタテガイ。
ホタテガイは二枚貝のなかでもとても優れた貝なのです。
日本人にお馴染みのホタテガイについて、もっと知ってもらいたいと思いご紹介しました。
ホタテガイは未だに解明されていないことも多いため、これからまた新事実が発覚するかもしれません。
今日もいい日になりますように。