ノドグロ(アカムツ)の七不思議。わかりやすく全て解説!
目次
ノドグロ(アカムツ)の七不思議!
ノドグロは高級魚でなかなか食卓にならぶことはないかもしれませんが、一度食べるとあの味が忘れられないのではないでしょうか。
ノドグロは旨みがつよく脂ノリのいい魚です。
口のなかでとろけるような食感がわたしもたまらなく好きです。
今日はノドグロの「七不思議」をとってもわかりやすくご紹介します。
ノドグロの喉は黒い
ノドグロは名前の通り、喉が黒い魚です。
ノドグロの口を開けてみると真っ黒の膜が確認できると思います。
ノドグロの喉が黒い理由は、捕食しようと口を大きく開けたときに獲物に気付かれないようにするためです。
ノドグロは喉が黒いおかげで、たくさんの獲物を捕食することができているのです。
近年ではノドグロという呼び名が浸透していますが正式名称は「アカムツ」です。
ノドグロのカラダは赤い
ノドグロは水深200~300メートルほどに生息している深海魚です。
カラダの赤い深海魚はとても多く、ノドグロもカラダが赤いです。
太陽の光は、赤い光と青い光にわけられます。
赤い光は波長が長い光で青い光は波長が短い光です。
波長の長い光は深海では水の分子に吸収されてしまうため、深海には赤い光がとどかないのです。
そのためカラダの赤い魚は深海では真っ黒に見えます。
こうやって敵から身を守って生活しています。
ノドグロの体脂肪率は豚肉より多い!?
「白身のトロ」といわれているノドグロの体脂肪率は15~35%で、大きい個体の方が体脂肪率は高くなっていきます。
個体差はありますが平均すると体脂肪率20%ほどになります。
豚肉の体脂肪率は14~18%ですので、豚肉よりノドグロの方が体脂肪率が高いことになります。
ノドグロは一年中旬
いつ食べても美味しいノドグロですが、さて旬はあるのでしょうか。
ノドグロはとても脂ノリがいい魚です。
ノドグロの脂質量は一年を通してあまり差がないため、一年中旬といわれています。
また、産卵期である9月のノドグロが一番美味しいという説もあります。
ノドグロはウロコがないほうが美味しい!?
一般的な魚はウロコが綺麗に残っているほうが、鮮度もよく状態がいいといわれています。
しかしノドグロのウロコは剥がれているほうが脂ノリがよく美味しいです。
ノドグロを選ぶときは、ご参考にしてください。
どんちっちノドグロって何?
「どんちっちノドグロ」とは、島根県浜田市の浜田漁港で水揚げされるブランド魚です。
「どんちっち」とは石見神楽(いわみかぐら)のことをさします。
8月~5月までに水揚げされた80グラム以上のノドグロのみが「どんちっちノドグロ」と名付けられます。
ノドグロは脂ノリのいい魚ですが、どんちっちノドグロはさらに脂質量が多いのが特徴です。
一度はぜひ食べていただきたいです(^^)/
9月6日は「ノドグロの日」
島根県出雲市の有限会社日本海が9月6日を「ノドグロ感謝の日」と制定しました。
ノドグロののク(9)ロ(6)で語呂合わせと、ノドグロ漁が始まる時期ということから9月6日となりました。
「ノドグロ感謝の日」はノドグロの美味しさを多くのかたに知ってもらいたいという願いが込められており、ノドグロ丼を安く提供しているそうです。
ノドグロ(アカムツ)のさばき方
店主がノドグロ(アカムツ)を煮付け用にさばきます。
1ステップずつ丁寧にご紹介します。
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ノドグロ(アカムツ)の七不思議のまとめ
ノドグロの由来でもある喉が黒いことには、生きていくために大切な役割りがあるのです。
一度食べると忘れられない味のノドグロについて、もっと知ってもらいたいと思いご紹介しました。
ノドグロは未だに解明されていないことも多いため、これからまた新事実が発覚するかもしれません。
今日もいい日になりますように。