キジハタ(アコウ)の秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
キジハタは「冬のフグ、夏のアコウ(キジハタ)」と言われ、西日本で愛され続けている幻の高級魚です。
水揚げ量がとても少なく貴重な魚ですが、瀬戸内海では比較的多く水揚げされるためお目にかかる機会もあるかもしれません。
キジハタはアミノ酸がとても豊富な魚で、刺身で食べても煮付けにしてもとっても美味しい魚です。
役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はキジハタ秘密すべてご紹介します。
目次
キジハタの基本情報
キジハタの種類・寿命
キジハタはハタ族マハタ属の一種で、キジハタの仲間はクエ・マハタ・アカハタ・アオハタです。
キジハタの寿命は比較的長く20年程度と言われています。市場に出回っているサイズは30から40センチ程度で4・5年の個体が多いです。
キジハタの生態・食性
キジハタは津軽海峡から九州南岸に分布しており、日本海・瀬戸内海に多く生息しています。
キジハタは水深5~25メートル程度の岩礁域で生息しており、エビやカニ等の甲殻類を食べて生活しています。
キジハタは成熟するとまずメスとして子を作ります。その後成長していくとオスに性転換する「雌性先熟型」です。
キジハタの特徴と代表産地
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外見 | 体長は40センチ程度 胸ビレが楕円形 背ビレが一連に繋がっている 背ビレの付け根に大きい黒い斑紋がある 体色は赤褐色 カラダ全体に赤色の班点がある カラダ全体にぬめりがある |
味 | 究極の美味 旨味が強い白身 身がプリッと引き締まっている 脂がノリ甘みがある 熱しても身が柔らかい |
旬 | 通年(夏季は少し味が落ちる) |
漁方 | 釣り 定置網 刺し網 |
産地 | 福井県 島根県 広島県 愛媛県 山口県 |
キジハタの由来の秘密
キジハタの由来はをご紹介します。
キジハタの目が雉(キジ)の羽の色に似ていることから、キジハタと言われています。
また、キジハタは漢字で書くと「雉羽太」
キジハタは背ビレや尻ビレの前部に硬く太いトゲがあり、ヒレ(羽)の太い魚ということから、「雉羽太」と書きます。
キジハタの栄養
キジハタは白身魚ですが脂ノリがとっても良く美味しいです。どのような栄養があるかまとめました。
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・グルタミン酸(興奮系の伝達物質を分泌させる)
・ロイシン(筋肉のエネルギー源)
・リジン(カラダの免疫力を高める)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンB群(神経の機能の正常化)
・ナイアシン(血行促進、冷え性改善)
・葉酸(細胞の生まれ変わりを助ける働き)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
・マグネシウム(カラダの代謝を促す)
・リン(歯や骨を丈夫にする)
・鉄分(貧血の防止)
キジハタの目利きポイント!
キジハタにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにキジハタにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyキジハタを是非見つけてください。
1.エラが鮮やかな紅色
2.ずんぐりカラダが丸い
3.カラダのヌメリが強い
4.身に張りがある
5.目に膨らみがあり澄んでいる
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
キジハタのさばき方
店主がキジハタ(アコウ)を煮付け用さばきます。1ステップずつ丁寧にご紹介します。
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キジハタのおもしろ情報
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キジハタの地方名
キジハタは地域によりユニークな名前で呼ばれています。
・モゾイ:青森県
・ヤマドリ:富山県
・モヨ:山形県
・アコウ:京都府
・アズキ:大阪府
・アカマス:三重県
・アッコ:徳島県
・アコ:長崎県
・モイオ:鹿児島県
・アオナ:福岡県
・アカガナ 島根県
キジハタのまとめ
キジハタはとても旨味が多くとても味が良い魚です。漁獲量が少ないこともあり高級魚として市場に出回っていますが、一度食べてみる価値はあります。
きのした生魚店でも鮮度のイイキジハタ(アコウ)を仕入れておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。
今日もいい一日になりますように。