イサキの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説
おはようございます。
真夏の磯釣りといえば「イサキ」ではないでしょうか。釣り好きにはとても人気のイサキですが、お刺身はもちろん煮ても焼いてもとても美味しいお魚です。うおづらもとても可愛い顔立ちで、近年は子供たちからも人気があります。
ただひとつの欠点は、鮮度が落ちるのが早く味がすぐに変わってしまうことです。
役立つ知識から酒場のネタになる知識まで、今日はイサキ秘密すべてご紹介します。
目次
イサキの基本情報
イサキの種類・寿命
アカイサキ、カガヤキミゾイサキ、シマイサキ、スジミゾイサキ、テンジクイサキ、ホシミゾイサキ等・・
イサキという名前が付く魚はいますが、これらは生物学的にはイサキの仲間ではありません。
また、イサキの寿命はとても長く20年程度と言われています。1年で10センチとなり、2年で20センチ、3年で25センチとなります。市場で出回っているイサキは3・4年のモノが多いです。
イサキの生態と食性
イサキは温暖な海域に生息しています。日本近海では新潟県から九州まで分布しています。
イサキは夜行性で日中は藻や岩に潜んでおり、夜になると海面に浮上し小魚やエビ・イカ等を食べて生息しています。
イサキの産卵期は初夏です。
イサキの特徴と代表産地
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外見 | 体長は45センチ程度 カラダは綺麗な紡錘形 背ビレは前部と後部が繋がっている 尾ビレはⅤの字 体色はオリーブグリーン |
味 | 歯ごたえのある白身 磯の香りがする 脂ノリがよく上品な味わい 身がしまっている |
旬 | 5月~8月 |
漁方 | 釣り 定置網 刺し網 |
産地 | 長崎県 福岡県 山口県 三重県 |
イサキの由来の秘密
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イサキの由来
イサキの由来は諸説ありますがその中から2つご紹介します。
あなたはどちらの由来が濃厚だと思いますか?
1つ目。イサキは磯に潜んでいることから「いそき(磯魚)」と呼ばれており、それが「イサキ」に転じた。
2つ目。イサキの背の縞文様が5つに分かれていることから「イサキ(五裂)」と呼ばれており、それが「イサキ」に転じた。
イサキは漢字で書くと「伊佐木」です。
イサキの栄養
イサキは白身魚ですが脂ノリがとっても良く美味しいです。どのような栄養があるかまとめました。
・DHA(脳細胞の活性化や脳の発達に働きかける)
・EPA(血液をサラサラにし、中性脂肪を下げる)
・タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
イサキの5つの目利きポイント!
イサキにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにイサキにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyイサキを是非見つけてください。
1.エラが鮮やかな紅色
2.ずんぐりカラダが丸い
3.カラダの色艶が良い
4.身に張りがある
5.目に膨らみがあり澄んでいる
(濁っていても新鮮な場合も!)
よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。
イサキのさばき方
店主がイサキの3枚おろしからお刺身まで、1ステップずつ丁寧にご紹介します。
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イサキのおもしろ情報
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イサキの地方名
イサキは地域によりユニークな名前で呼ばれています。
・イサギ:東京都
・オクセイゴ:東北地方
・クロブタ:神奈川県
・コシタメ:静岡県
・エサキ:北陸地方
・ウズムシ:近畿地方
・カジヤコロシ:和歌山県
・イセギ:高知県
・ハンサコ:大分県
・ハタザコ:宮崎県
・ソフ:鹿児島県
イサキのことわざ
イサキは北向きで食べろ
イサキの骨はとても鋭く硬いです。そのためイサキを食べる時は、あらかじめ北枕にしておきましょうということわざです。
本当に骨には注意しましょう!
イサキの生き腐れ
イサキは鮮度が落ちるのがとても速いという意味です。また、すぐに目がにごってしまい、腐っているように見えるという意味です
イサキのまとめ
イサキはタイに匹敵する味と言われています。脂がノリ身に張りがあるイサキは、どのような調理方法でも美味しく食べることができます。近年では刺身で食べることもできるようになったイサキですが、味が変わるのが本当に早い魚です。
きのした生魚店で仕入れているイサキは、店主が厳選し脂ノリがよく新鮮なモノのみ仕入れています。
ご興味のある方は、お問い合わせください。
きのした生魚店には個性あふれる鮮魚が揃っています。
今日もいい一日になりますように。
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