サンマの秘密すべてご紹介!基礎知識からおもしろ雑学までやさしく解説

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おはようございます。

サンマは秋を代表する魚ですが、近年漁獲量の減少によりちょっとした高級魚となっています。
きのした生魚店でも8月末より空輸便(刺身用)サンマを入荷していますが、昔と比較しかなりの高級魚となっています。
しかし、サンマは本当に美味しい魚です。これからの時代高級魚として食卓に並ぶようになるかもしれません。
今日はサンマの秘密について、役立つ知識から酒場のネタまですべてご紹介します。

サンマの基本情報

サンマ

サンマの種類・寿命

世界中にサンマ科は4種類存在します。その中で食用となるサンマは1種類のみです。
また、サンマの寿命は2~3年です。1年間で成熟し体長27センチ程度となり、大きいもので40センチ程度となります。

サンマの生態と食性

サンマは日本各地に生息しています。
サンマは回遊魚で群れで泳いでいます。日本海を回遊する日本海系群と太平洋側を回遊する太平洋北西部系群が存在します。
一般的に流通しているのは太平洋北西部系群のサンマです。
またサンマはアミエビなどの小さな甲殻類やプランクトンを食べて生活しています。
サンマには胃がないため30分程度で消化し排出します。そのためサンマは内臓も食べることができるのです。

サンマの特徴と代表産地

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外見 頭が小さく細長い
大きさは35㎝前後が一般的
くちばし状の口
背から尾にかけて小離鰭(ショウリキ)がある
背が青くきれいな紺色のグラデーション
腹が銀白色
脂ノリがよくやわらかい。
旨味が強い
8~11月
漁方 棒受網
産地 北海道、宮城県、岩手県、富山県

 

サンマの由来の秘密

サンマの由来2選

サンマの由来は諸説ありますがその中から2つご紹介します。
あなたはどちらの由来が濃厚だと思いますか?
1つ目。カタチが細長いという意味で「狭真魚(サマナ)」から「サンマ」に転じた。
2つ目。群れで泳ぐサンマの習性より大群を意味する「沢(サワ)」から「サンマ」に転じた。

サンマは漢字で書くと「秋刀魚」

サンマのカタチや色が刀に似ており、秋に獲れる刀ということから「秋刀魚」と書きます。

サンマの栄養と食べ合わせ

サンマの栄養

とっても美味しいサンマですが、どのような栄養があるかまとめました。

  • DHA(脳細胞の活性化や脳の発達に働きかける)
  • EPA(血液をサラサラにし、中性脂肪を下げる)
  • タンパク質(筋肉細胞の維持、免疫力高上)
  • ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
  • ビタミンD(カルシウムの吸収を促進)
  • ビタミンB群(神経の機能の正常化)
  • ビタミンE(抗酸化作用)
  • カルシウム(骨を強くし骨粗鬆症を予防)
  • 鉄分(貧血の防止)

サンマと相性抜群の食材

栄養もおいしさも相乗効果が期待できる食材をご紹介します。

サンマ+レモン

蓮根にはビタミンCが豊富に含まれています。
サンマのカルシウムとビタミンCで更年期障害の予防が期待できます。

サンマ+梅干し

梅干しはクエン酸が豊富です。
サンマのタンパク質・カルシウムとクエン酸で疲労回復と骨粗鬆症予防が期待できます。

サンマの5つの目利きポイント!


サンマにも個体差は必ずあります。一人ひとりみんな個性があるようにサンマにも個性があります。下記をご参考にわたし好みのMyサンマを是非見つけてください。

1.目に膨らみがあり澄んでいる
2.エラが鮮やかな紅色
3.口先が黄色い
4.からだが丸く肉付が良い
5.背中の青黒くはっきりしている

よくわからない!という方ご来店ください。店主が詳しく解説します。
いつもと違う見方をすると魚選びがとっても楽しくなります。

サンマのさばき方

店主がサンマの3枚おろしからお刺身まで、1ステップずつ丁寧にご紹介します。

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サンマのおもしろ情報

サンマの歴史

サンマ漁は江戸時代初期から始まりました。しかし、脂がのったサンマは下品な魚として扱われ人気があまりありませんでした。
サンマが大衆魚として広まったのは江戸時代後期から明治時代です。江戸時代に大火事が何度も発生し、食べ物に対し上品・下品と言えない状況となりサンマも食べられるようになりました。

サンマのことわざ

貧乏秋刀魚に福鰯(びんぼうさんまにふくいわし)

寒流に乗ってきたサンマが豊漁のときは農作物の豊作につながらない。暖流に乗ってきたイワシが豊漁のときは農作物の豊作につながるという、漁業と農業をむすんだことわざです。

秋刀魚が出れば按摩が引っ込む(さんまがでればあんまがひっこむ)

サンマが出回る季節は気候がよく、サンマの栄養で元気になるため、医者いらずということです。

サンマのまとめ

秋になるとどうしても食べたくなるサンマ。塩焼きは最高に美味しいですが、個人的にはサンマの刺身が大好きです。脂が乗り旨味の強いサンマの刺身は他の魚では味わえない逸品です。刺身用のサンマは船便ではなく空輸便のため、少し値は張ります。
きのした生魚店では北海道からの空輸便のサンマを取り扱っていますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

今日もいい一日になりますように。

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